- Amazon.co.jp ・本 (107ページ)
- / ISBN・EAN: 9784338248020
作品紹介・あらすじ
日本には、初夏に四種のカッコウのなかまが渡ってきます。カッコウ、ツツドリ、ホトトギス、ジュウイチです。このカッコウのなかまは、自分の卵をほかの鳥の巣に産みこみ、その後の世話を巣の親にまかせてしまいます。この奇妙な習性は、托卵と呼ばれます。著者は、この托卵をめぐるなぞを長年の野外調査と研究で解き明かしていきます。
感想・レビュー・書評
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鳥の托卵について。
鳥の研究をしている方の苦労がわかりました。
ホトトギスがカッコウ類だということは知りませんでした。
托卵される側の鳥(宿主)の卵やヒナはかわいそうだけど、自然界の厳しさなんでしょうね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
托卵―自分の卵を他の鳥の巣に産み、その後の世話を巣の親にまかせてしまうカッコウの仲間の習性。ホトトギスは、ウグイスの巣に赤い卵を産む。旭川にはホトトギスはいないはずだが、赤い卵が見つかる。赤い卵を産んでいるのは、カッコウ?ツツドリ?それともジュウイチ?
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カッコウの仲間は托卵する性質を持っています。
鳥の研究をする著者が、ホトトギスのいない北海道で、
ホトトギスのような赤い卵をウグイスの巣に托卵した鳥がいることを知り、
調べた結果を記した本です。
いったい誰が赤い卵を産んだのか?
托卵する鳥の習性がよく分かり、あらたな疑問が出てきた事にも
興味をそそられます。
自然界には不思議な事がいっぱいあるんですね。