- Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
- / ISBN・EAN: 9784338308083
作品紹介・あらすじ
東京で生まれ育った小学6年生の航太。ある日、父親と大げんかになり、四国のじいちゃんと暮らすことになった。ところが、航太のじいちゃんは、村の人に変わり者扱いされるほど頑固で偏屈。そんなじいちゃんと、電気も、トイレもない、もちろんスマホも圏外の山小屋での二人暮らし……。便利な東京での暮らししか知らない航太に、たえられるのか!? 四国の豊かな自然に恵まれた里山でのサステナブルな暮らしが体験できる1冊。
感想・レビュー・書評
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不自由な中にワクワクがつまった、田舎暮らしを体験できる楽しい作品。
飽きないように考え抜かれた構成になっているが、たくさんのエピソードを一冊にまとめるために、削ぎ落としたものも多そう。
カブトムシで稼いだお小遣いを携えて隣の市の商業施設に買い物に行く場面が、小説中では非日常で、読む側も日頃のご褒美をもらったかのように心躍った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
父親の再婚話が気に食わない小6の航太。(あっさり)四国の祖父の家で暮らすことになるがそこは電気もトイレもない山小屋だった。一度は帰ろうとするが次第に祖父との暮らしや自然を受け入れたくましくなっていく。友情もあり爽やかな読後感。「北の国から」を思い出した。
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父とけんかをして四国の祖父のもとへやってきた主人公。都会での便利な暮らししか知らない少年が自然豊かな田舎で心身ともに成長する。
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お父さんの再婚話に賛成できず、喧嘩して家を飛び出す。そしてお風呂、トイレもない、もちろん携帯電話は圏外という環境の中でじいちゃん仕事を手伝いながら暮らす。山の中で一人一晩蜂の巣箱盗難防止の見張りをするとかちょっと、現実では考えられない(大人でも怖い)
箇所もあるけれど、自然の中での暮らし、仲間との冒険、仕事体験などワクワクする内容。