安政五年の大脱走

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 120
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344003231

感想・レビュー・書評

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  • 2015.04.30.読了

    吉祥寺アトレのブックファーストの一押しの本
    面白かった。
    お勧め

  • 歴史物が好きではない私でも、面白く読めた。
    歴史が苦手な方にもオススメ!!

  • これは歴史小説ではないです。相当面白いエンタメ小説です!(ラスト大どんでん返し付き昼ドラ風、大河人間ドラマ?)津和野藩士達が一致団結してからなんて、とにかくもう!!です。それにしても結末が衝撃的、唖然、苦笑。なんじゃそれ。。情景想像したらそこだけファンタジックで、一気に脱力しました。(読むのに力入ってたから・・・)(^_^;)
    かなり強引な設定、展開だったけど、それ以上にとにかく面白すぎたので全部許せてしまいます。楽しかったです。

  • 井伊大老に見初められた姫。
    縁組を拒まれても、
    どうしても想いを断ち切れない大老は、謀反の恐れをでっちあげ、
    姫と家臣を崖の上に幽閉する。

    時代物なれど、ワクワクしてどんどん読み進められた。

    〔図書館・初読・6/4読了〕

  • 読んでいたら、気付けば夜中の3時!すごく惹きこまれました。
    身分が上の方の人たちの傍若無人な振る舞い。偉いというだけで振り回す権力。今とは全く違う時代のはずなのに、どこか思い浮かぶ日常があって、だからこそ主人公たちに共感し、一緒になって励んだりしてしまうんだと思う。彼らのひたむきな頑張りには思わず「頑張れ」と言ってしまうし、無事に逃げ切って欲しいと何故か思わずにはいられなくて。自分も1人の津和野藩士になったかのような気分でした(笑)
    対立していた二人の最後には感動したし、姫の姿と藩士たちの脱出方法には驚いたし。どうしてこんな小説を書く事ができるのか・・・すごいとしか言いようがないです;;

    そして最後の最後まで気を抜けないのがこの人の小説。
    決して言葉には出さないけど、必ず理解してしまう素敵な結末がそっと描かれていて、読後感も最高でした。
    「おもしろい」という感想がぴったりなこの本、歴史小説だからといって読まないでいるのはもったいないですね。

  • 今までいいイメージだった井伊直弼。これ読んでかなりのイメードダウン(笑)。大脱走というから、きっとあの手だなと思ったら、かわされた〜。最後はこっちだったのねとちょっと力が抜けた。でも、閉じ込められる場所の設定がすごく良かったな。しかも時代が時代なので更にヨシ。

  • 悪役を務める井伊直弼は、この本ではまるで水戸黄門の悪代官のようで少し可哀想。脱出方法は映画『大脱走』を彷彿させて面白そうと思いきや、大どんでん返しが!!

  • 時代小説ってやつは、なかなか読みにくかったりするのだけど、これは別物。なかなか面白かった。注意しないと駅を乗り過ごします(笑)

  • 考えられない井伊直弼の恋。これが時代劇では前代未聞の大脱走のはじまりはじまり。こんな舞台をよくも考えた。余計な時代考証、心情描写は横に置き、美雪姫の美しさを思い浮かべながらスペクタクル大娯楽作品を堪能する。映画「大脱走」とは一味違う。このような場所からは逃げられまい。

著者プロフィール

1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌02年デビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍中。

「2023年 『交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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