レンタル・チルドレン

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1074
感想 : 197
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344011014

作品紹介・あらすじ

愛する息子・優を病気で亡くした泰史と冬美は、P.I.という会社を訪れた。そこで行われているのは、子供のレンタルと売買。二人はリストの中に優そっくりの子供を見つけ、迷わずレンタルし、翌日には購入を決めた。しかし一カ月後、「優」と名付けた子供は、急速な衰えを見せ始める。突然の病状に戸惑い、P.I.に疑惑の目を向けた泰史は、真相を求めて深夜のP.I.研究所に忍び込む。そこで彼が見たものは…。『リアル鬼ごっこ』の著者が満を持して放つ、ファン待望の最新ホラー。

感想・レビュー・書評

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  • 子供を亡くした、子供ができない、子供が欲しいといったひとたちに子供を貸しだすレンタルチルドレン。2週間のお試し期間後には1000万円で購入することができる。
    導入部分は引き込まれたけど徐々に冷めていく。納得のいかないことばかりのストーリー。クローンでないとしたら、遺体の一部をもらうのはなぜか。クローンではなく蝋人形だったというオチらしいが、もともと購入者にはクローンとは言っておらず施設の子供といっている。病院で診察してるし、火葬してお骨になっている。バス事故で子供が行方不明と言っているのに警察がうごかないのはなぜか?う〜ん、わけわかんない。わかる人がいるんだよねたぶん。

  • テンポよく一気に読めた。
    内容のまんまのタイトルのはずやったのに、、、。
    最後の、1行でやられた。って感じやったなぁ。
    結局、あの子供達は何者?って一言につきると思う。
    で、あの組織はいったい何をしてたんやろう?

  • 愛する息子・優を病気で亡くした泰史と冬美は、子供のレンタルと売買をしている会社P.I.を紹介された。二人は、リストの中から優と瓜二つの子供を見つけると、迷わず購入を決める。しかし一カ月後、その子供は急速に老化し、顔が溶けていく…。泰史は真相を求め、P.I.の研究所に忍び込む。そこでは、日夜恐ろしい実験が繰り返されていた。 (e-hon)

    オチがくだらない。
    謎を残して終わらせたつもりなのかもしれないが、逆に作品をつまらなくしている気がする。

  • この本を読んで目に見えるものが全てではないんだなと感じた。
    もう一度読み返すなら子供が捨てても捨てても戻ってくる所かなぁ。
    ゾクゾクして面白かった。
    2時間程で読みやすかった。

  • ラストシーンに目を見張った。山田悠介って大体近未来で非人道的な科学ぶっこんだ小説書いてくるけどそれでも夢中になって読み進めてしまう。ひたすらに子供が憐れ。

  • 記録用

  • 最後はあんまり分からないけど面白かった

  • 話の筋はわかるが伏線ゼロ、設定の曖昧、話の深さは求めてはいけない作家さんなのかもしれない。

    亡くなった子どもから臓器を集めクローン?と思いきや蝋人形⁉️って本当になんのこっちゃ笑

    文字も少なく数時間で読み切れる、そこがウケているのかもしれないが、2冊で十分な作家さんでした…残念。

  • 愛する息子・優を病気で亡くした泰史と冬美は、P.I.という会社を訪れた。そこで行われているのは、子供のレンタルと売買。二人はリストの中に優そっくりの子供を見つけ、迷わずレンタルし、翌日には購入を決めた。しかし一カ月後、「優」と名付けた子供は、急速な衰えを見せ始める。突然の病状に戸惑い、P.I.に疑惑の目を向けた泰史は、真相を求めて深夜のP.I.研究所に忍び込む。そこで彼が見たものは…。『リアル鬼ごっこ』の著者が満を持して放つ、ファン待望の最新ホラー。


    ラストが意味わからない

  • 施設で育ったり捨てられた子を2週間レンタルし、気に入れば1千万で購入できる。
    非現実的なサービスだが、死別した息子とそっくりな子どもを見つけ、即購入を決意する。
    感情を失くしたようだった妻にも笑顔が戻り、また明るい家庭が戻ったかに思えたが・・・。


    子どものレンタル…突飛な発想ですが、そこがさすがという感じですね。
    現実には受け入れがたいことでも、読んでいくうちに受け入れてしまう。

    失くした家族が戻ってきたら…失くした経験があれば、願ってしまうことですよね。
    利用者は、きっと本当に幸せな生活を取り戻せたんだと思います。

    ただ、そんな単純な物語では終わるはずもなく。

    後半での展開、結末、予想外でした。

    ちょっとぞっとする話です。

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著者プロフィール

大東文化大学文学部日本文学科講師。1984年大阪府生まれ。専門は環境文学。著書に『反復のレトリック―梨木香歩と石牟礼道子と』(水声社、2018)、論文に「「声音」を読む―石牟礼道子『水はみどろの宮』とその周辺」(『石牟礼道子を読む2―世界と文学を問う』東京大学東アジア藝文書院、2022)など。

「2023年 『石牟礼道子と〈古典〉の水脈』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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