- Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344015791
作品紹介・あらすじ
殉職警官を父に持つ令子は、24歳にして南武蔵野署の副署長。毎日暇にしていたら、「命を狙われている」と訴えるノイローゼ気味の偏屈な老人を訪ねることに。その老人宅で出会ったのが、病気のダックスフントを往診していた獣医の土井徹先生とその孫・桃子。ダックスフントと「話した」先生は、驚きの真実を令子に告げる…(「老人と犬」)。いつでも暇な副署長・令子、「動物と話せる」獣医・土井先生、おしゃまな先生の孫・桃子。動物にまつわるフシギな事件を、オカシなトリオが解決。心温まるミステリー。
感想・レビュー・書評
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動物が絡む謎を若くして副署長となった令子と“動物と話せる”と評判の獣医師土井先生が解いていく連作ミステリー。どの話も面白かった。土井先生のふんわりとしたやわらかい雰囲気が素敵だった。主人公の令子さんは、警察内で慕われていた殉職警官を父にもち、その背景で副署長という役職つきだがこれといった仕事もさせてもらえずに毎日ゲームをしたり雑誌を読んだりと副署長室で暇をもて余しているという特殊な?設定で、それも面白かった。フィクションとして読んでいても令子さんが不憫すぎるが、実際にこういった人事や仕事なしの役職が警察内にあるのだろうかと興味深かった(笑)
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タイトルを見て、ようやく気づいた。主人公は獣医さんね!
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殉職した刑事の父を持つ女性が24才にして副署長になったが、仕事はなく時間を持て余している。ある事件で出会った「動物と話せる」老獣医の土井徹先生が主人公の話を聞いては事件を解決していく。
短編集みたいな感じで終わるのかと思いきや、父親の死の真相へ向けて続きがありそうなところで終わり。続きは調べたけど出てない模様。
現場の刑事ではないせいなのか、事件の結末までははっきりわからなくて、何となくふわっとしてる感じ。うーん。 -
殉職警官を父に持つ令子は、24歳にして南武蔵野署の副署長。
毎日暇にしていたら、「命を狙われている」と訴えるノイローゼ気味の偏屈な老人を訪ねることに。
その老人宅で出会ったのが、病気のダックスフントを往診していた獣医の土井徹先生とその孫・桃子。
ダックスフントと「話した」先生は、驚きの真実を令子に告げる…(「老人と犬」)。
いつでも暇な副署長・令子、「動物と話せる」獣医・土井先生、おしゃまな先生の孫・桃子。
動物にまつわるフシギな事件を、オカシなトリオが解決。心温まるミステリー。
(アマゾンより引用)
本当のキャリア警察官もこんな日々を送ってるんだとしたら、マジでキャリア制度とかやめたらいい。 -
キャリア組で、かつ例外的に24歳で武蔵野署の副署長になった立花さんが語り部の連作短編集。
彼女が語り部だし、ずっと出ずっぱりだし、なのに話の途中で出て来た獣医が事件を解決するから、何で? て思ったら、タイトルが「土井徹先生の診療事件簿」だった!
獣医が主役なのね。
わざとこういう書き方してるんだろうけど、正直それが面倒くさい。
立花さんのモノローグも鬱陶しいし、そもそもそういう普通じゃない設定がいちいち面倒くさい。
普通の世界観と見せかけて、実はちょっと違うみたいのが一番面倒くさい。
というか、立花さんの24歳で副署長設定に意味があるようにも思えない。
普通に土井先生が主役の話でいいと思う。
謎解き自体はそんなに嫌ではないけど、読んでいるうちに面倒くさくなって来て、3分の1くらい読んだ後はバラバラーて飛ばし読み。 -
2016.3.26 読了
とても優秀で皆から慕われていて
殉職した父をもつ 令子。
自分は警察官になるつもりなど
さらさら なかったのに、就職先がなく
たまたま受けた公務員試験に受かったというだけで
地元の警察の副署長になってしまった。
25歳にして 副署長。
署内には 同年代の友達もできない。
急遽 作られた階級なので、
部屋もない、仕事もない。
そんななか、回ってくる仕事?は
お年寄りの苦情なんかの処理。
けど、その細かい事件にもならないような
事件?が、ビミョーなナゾがあり
解決困難。。。
ひょんなことで知り合った獣医(おじいさん)は
動物の気持ちがわかる特技がある。
その獣医さんの 知恵で事件が解決。。。な
パターンで、軽く読みやすい。
1話完結だし。
。。。と思っていたら、最後の章で
思いがけず 次に続きそうな展開。。。
面白かった! -
24歳にして警察署の副署長になってしまった主人公。
「動物と話せる」というダンディーな獣医師の土井先生の力を借りて、不思議な事件を解決していく。
ほんわか系ミステリ
キャラもイマイチたってないし
せっかくの土井先生の魅力も、いまひとつだし。
ちょっともったいないかなぁ
サクサク読めるので、暇つぶしにはいいかも。 -
少し前から流行なほのぼのミステリー。
獣医の先生のミステリアスなところも好きでしたが、結局最後の終わり方ってアリなのか??
続きがあれば読んでみたいとは思ったのですが、こういう終わり方はないと思ってしまいました。