罪と音楽

著者 :
  • 幻冬舎
3.36
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本棚登録 : 253
感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344017313

作品紹介・あらすじ

なぜ事件は起こったのか?絶頂からの迷走、転落、そして-。不世出の音楽家が、過去を省み、未来を考察しながら、偽らざる胸中と変わらない音楽愛をすべて明らかにした、奇跡を起こす再生の書。

感想・レビュー・書評

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  • この手のタレント本は本人が書いていないことが多く、本人が語った内容を基にライターが書きお越しすることが多いのは有名な話ですが、こちらは明確に「書き下ろし」と巻末に書いてあるだけに、おそらく本当にそうなのでしょう。
    小室哲哉が天才であることは間違いありませんが、社会人としては失格だったね、というのがよくわかる一冊。全体的に謝罪と妻への感謝と、捨てきれないプライドがにじみわたってきます。
    しかし復帰後、過去のようなヒット曲を生み出せていない現状を見ると、彼の音楽理論も色あせて映ってしまうのは私だけでしょうか。
    もちろん、名曲だからヒットするということではないですし、ヒット曲が生まれにくくなっている現状もあるわけですが、
    自己弁護と借金返済以外に、結局何のためにこの本を出したかったのか、の目的が、よく伝わってこない一冊でした。

  • (失礼ながら)この手の本を多数、出版している幻冬舎からです。
    内容も構成も幻冬舎のお決まり(に近い)パターンだと思いました。
    文章も非常に読みやすく、全体の流れも綺麗にまとめられています。
    売り物としては非常に良く出来ていると思います。
    でも逆に言えば、だからこそ私のような筋金入りの読書好きには物足りない。
    ですので星での評価はしないでおきます。
    良い面と悪い面が入り乱れているので、星での評価なんて出来るわけがないのです。

  • 今となってはこの事件のことやKEIKOさんとのことは非常に残念だけど、経緯はどうあれ、いったんリセットする(される)ことは無駄ではないのかなと思う。というか、そう思っていたい。

  • もうちょっと事件前後の生々しいの読みたかった。

  • 詐欺罪で執行猶予中の小室哲哉が半生を振り返り、再び向き合うために音楽を語る。高校時代から長い間彼のファンだった。今の音楽は自分の好みの方向ではないけれど、また新たな音楽を生み出していることは心底うれしい。

  • TKこと小室哲哉が、自身の著作権をネタにした巨額の詐欺事件で逮捕され、裁判後に釈放された直後に記述した一冊。

    TMネットワークを結成初期売れなかった頃の話、渡辺美里の楽曲提供を気に売れ始めた頃の話、TMネットワークとしてブレイクし楽曲提供も充実してきた頃の話、そしてTM解散後にプロデューサーとして売れ始めた頃の話、絶頂期にインターネットを取り入れて時代の最先端を行ってた頃の話、そして他のアーティストに対する分析も面白かった。

    そして、自身の金銭感覚が麻痺して、巨額の詐欺事件に巻き込むまでの状況を淡々と語っているのが印象的だった。

  • 拘置所暮らし 佳子 UNIQLOガンダムTシャツ 幼児化現象 質を求める層 冨田勲 木根尚登 レッチリ 倍音構成 ⚪︎× 潜在能力 宇都宮隆 イヤモニ ツンク♂ クリック世代 任天堂 スーパーマリオブラザーズ マイレボリューション マイケルジャクソン ポールマッカートニー 桜 飽和 ソーホワット 言葉型 音型 小林克也 共通言語
    beats per minute 一分間に刻む拍子,一分間あたりの脈拍.

  • 小室さんの有罪判決を受けての回顧録。彼の悔恨と懺悔については、共感できる面もあるけど、あんまりにしつこく続く後半には、ちょっと食傷気味になる。

    それよりも、彼の音楽観や技術論については、とても興味深く読めた。

    この本が出てからKEIKOさんが病魔に倒れたと思うと、いたたまれない気持ちになるが、彼の才能には敬意を表するし、応援したい気持ちにもなる。

  • 身を削る、について大きな宿題をもらいました。

  • TM大好きだっただけに、あの事件は本当のショックだったなあ。
    読み終わり、音楽に関することについては本当に天才なのに、天才すぎちゃった故か大人になりきれてない子供だったんだなと思った。なんとなくそんな感じはしてたけど。だってあれだけ売れたら当然周りから持ち上げられるだろうし、有象無象は近づくだろうし、舞い上がってしまうのは無理ないもの。だからといって犯罪はイカンよ。

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