- Amazon.co.jp ・本 (477ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344018044
感想・レビュー・書評
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金持ちの、金持ちによる、金持ちのための街ができた。
いろんな人が住んでいる。
そんな中、それぞれの事情が交錯しながら物語は進んでいく。
最初は、場面の変化が多すぎていまいち感があったが、最後の方になると物語が収束してきてよみやすくなってくる。
複雑な話がよくまとめられていて良いと思いました。
少しパンチがないかな。あと、もうちょいスカッと出来るとなお良かったなぁ。 -
不安とか不満とか、嫌悪感が一杯。
それが全体にあって、
最後…
スカッとはしないけどちょっと「よし!」と小さく言える…けれど、「でもそれじゃあ…」とも思える。
だから、ページをめくる手は止まらないけど☆は4つかな。 -
続きがちょっと気になる
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こういうのを群像劇というのだろうか…イローンな人が出てきて、バタバタとしながら、勢いにのって話がら進んでいって引き込まれた。ただラストは…福島のことがある今となってはちょっとブラックすぎて受け入れられにくいかも。
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恩田陸のドミノ、奥田英朗の最悪、空中ブランコシリーズのような、軽快な群像サスペンスミステリー。
ゲーテッドタウンを舞台としたコミカルなサスペンス。お金持ちがすべてじゃない!いやー痛快痛快! -
この人の得意な、空想と現実、醜い人と、善人の人。
その違いがうまく書けている。
やはり、この人自身が、(暖かい心)の持ち主?
読後感は良い。
もう少し、この人の作品を読んで見る。 -
読みやすくて引き込まれました。ラストがよかった!
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約50万平米、東京ドーム11個分に匹敵する広大な敷地。
城壁を思わせる、高さ3mの強固な壁。
赤外線センサー、防犯カメラ、24時間常駐の警備員とセキュリティも万全。
特別な貴方のための特別な街、マナトキオ。
少し、歪んだ街に住む歪んだ人たちの物語。
本当に、マナトキオ住民全員がご乱心なさっているので、度肝を抜かれます。
この街にふさわしいか住民たちも選別されるらしいけれど、知性の欠片もなく、性格には問題ありありで、トラブルおこす予備軍(もしくはとっくに起こしてる)しかいないという、誰が選んだんだ!という審査。
軽くコメディタッチで笑えるけど怖いです。ホラーです。
サカエ消毒と、紀ノ川くん景子ちゃんが救いです。
あと、誰かのレビューで表紙と見返しの紙がすごい!と書かれていたのですが、確かにすごい!
なんか細かいレースのような…。
普段そんなところ全然見ていなかったので、知れて嬉しかったです。