ミスター・グッド・ドクターをさがして

著者 :
  • 幻冬舎
2.76
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本棚登録 : 92
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344021242

作品紹介・あらすじ

医師転職斡旋会社に勤める国本いずみ。いいことなんてなにもなかった。男に遊ばれ、飼い猫は病み、クライアントは落ちこぼればかりで、職場の上司もやる気がない。眠れずに朝を迎え、舌打ちしながら家を出る毎日。そんな彼女が妙な事件に立て続けに遭遇する。露出狂の出没、秘密裏に行われる臓器移植、医師の突然死…。「腎臓一個ぶん、きっちり働かないとね!」いずみは自身の再生もかけ、事件の真相を追いかけ回す。破滅型アラサー独身女が、医療界の最底辺を大暴走。『このミス』大賞&大藪賞作家が放つ医療ミステリーの新機軸。

感想・レビュー・書評

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  • 女を武器にする主人公。

    揉み手すり手の男たち。
    浮世です。

    そんな男たちを尻目に
    女もくだらないと自嘲
    する主人公が印象的。

  • 細かいところで あれおかしいなとか、なんか違うとか、「飲んだんだ」って何、意味わかんない(薬で堕胎ってこと?)とかはあったけれども、終盤は大好きな任侠モノの痛快さがあり、エンターテイメントとして総じて楽しめました。
    もちろん世の中こんな女ばっかじゃないわけですがね。
    沢尻エリカあたりでドラマ化しそう。

  • 15/12/29
    医療ものだと思って読んだらあれってなる。騙されたってなる。けどこれはこれでわたしは悪くないと思う。沢渡といずみの、「よう、兄弟」って言い合う女の友情もなかなか好き。

    「女の悲しみはさ」沢渡はいずみを見やり、眉をクイッと吊り上げる。「なにかを永遠と結びつけようとするときに生まれるんだからね」(P151)

  • ものすごくよく言えば、村上春樹の超劣化版。
    人間の汚いところを、ただダラダラ並べて、意味はないけど意味深っぽく聞こえる単語を並べて話を作ってるだけ。

  • 201312-201401
    まあまあ

  • #読了。医師の転職を仲介する医師転職サポートセンターに勤める国本いずみが、クライアントの医師に係る事件を解決していく。医療ミステリーというよりは、ハードボイルド??いずみの友人の沢渡のキャラが面白い。

  • たまたま、手にとった本。深く考えなければ、スカッとできる。
    かっこいいよ、いずみ!

  • やっぱりハードボイルドですよね

  • 山彰良作品、初読みでした。医療ミステリーが好きなのだけれど、この昨品は、それとはちょっと違いました。
    医師転職斡旋会社に勤める国本いずみが、事件に立て続けに遭遇し、医師の裏側を見、本音に触れる。アラサー女性の生き方を見せられました。

  • 2012/08/17

    Osaka Prefectual Central Library

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著者プロフィール

1968年台湾台北市生まれ。9歳の時に家族で福岡県に移住。 2003年第1回「このミステリーがすごい!」大賞銀賞・読者賞受賞の長編を改題した『逃亡作法TURD ON THE RUN』で、作家としてデビュー。 09年『路傍』で第11回大藪春彦賞を、15年『流』で第153回直木賞を、16年『罪の終わり』で中央公論文芸賞を受賞。 17年から18年にかけて『僕が殺した人と僕を殺した人』で第34回織田作之助賞、第69回読売文学賞、第3回渡辺淳一文学賞を受賞する。『Turn! Turn! Turn!』『夜汐』『越境』『小さな場所』『どの口が愛を語るんだ』『怪物』など著書多数。訳書に、『ブラック・デトロイト』(ドナルド・ゴインズ著)がある。

「2023年 『わたしはわたしで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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