ダンス・ウィズ・ドラゴン

著者 :
  • 幻冬舎
2.85
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  • (14)
本棚登録 : 607
感想 : 119
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344021839

作品紹介・あらすじ

井の頭公園の奥深くひそむ、夜にしか開かない図書館。"龍"を祀る旧家に育った血のつながらない兄妹が、時を経て再会した。消し去れない想いを抱き合うふたりは、記憶と今を結ぶため故郷を訪れる。

感想・レビュー・書評

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  • 途中までは惹きつけられて
    スイスイ読みましたが
    最後のキリコさんが登場してからが
    ん?ん?ん?とスッキリしない部分が多く
    久々に 好きな村山作品に出会えたと
    思ったのに 残念でした。

  • 雰囲気はとっても好みでした。
    もう少し深く、長い?物語だったらいいなーと思います。
    みなさんが書かれているように、
    もやっと、で終わります。

    あれってなんなの?
    キリコさんの正体は?
    兄弟はともかくオリエはそれでシアワセなの?
    図書館はなぜそこに?

    謎が解ける続編を書いてください。笑

  • ファンタジー系という感想を先に見てしまい、この本を手にした事を後悔するも、一旦読もうと思って手にした本を読まないままにしておくことにも敗北感がついてまわり愉快ではない。なので読み始める。

    しかーし。ファンタジー系が苦手にも関わらず、なんだこの自然な導入感は。はて、どこまで抵抗感がないまま読み進めていけるのか。そこがちょっと楽しみになってきた。

    半分以上読み終えた。
    どうした事だ、面白い。

    読み終えた。
    が、中盤までは確かに面白く読めたのだが、
    以降は置いてけぼりになった感。
    この本が好きじゃなかったというより、村山ファンタジーワールドを理解する気力を持続出来ないまま読了してしまった、ゆえの星3つ、とあいなりました。しかしながらファンタジーが苦手というカラに少しヒビを入れてもらえたかも。

  • 龍にまつわる結構壮大?なファンタジーで、はじめこそぐいぐい読めましたが、最後が結局よく分からないまま終わってしまいました…。私の読解力がないだけ?

    でも夜中にしかやっていない広い図書館は、本好きとしては1度は行ってみたいです。選ばれた人しか行けないみたいですけど…。

  • この手のお話は 入り込めない…

  • なんとも不思議な世界。
    禁断の愛?ともとれる内容でしたが、それなりに読み進めました。
    龍の存在の奥深さには興味を持ちました。
    大きな図書館、不思議な図書館。
    あったら楽しそう。
    この図書館の雰囲気は、なんとなくアニメ的なイメージがありました。

  • ファンタジーな感じはどちらかというと好きではないけれど、村山さんなのでさくさく読めました。

    村山さんの表現の仕方が好きです。

  • 表紙の綺麗さに惹かれて借りた本。夜にしか開かない図書館と龍の伝説をかけてあって途中までは凄く引き込まれたのに中盤あたりから訳わからず。オリエが主人公かと思っていたらどうもそうではないらしく、オリエは中途半端に放置されたままだしキリコも放置状態。結局はスグルとマナミの事だけラストで語られてるけどそれさえも微妙。すっきりしない読了感。

  • ファンタジーは好きじゃないんだけどなぁ、あまりにも生々しいので単なる官能小説のようにも?

    時間は必ずしも一定方向にだけ流れるわけじゃないし、過ぎ去ったきり戻らないわけじゃない。時間を自由に往き来できるあれらと輪廻転生を繰り返す私たちとで度々出会っている

    龍神伝説やアイコンとしてのドラゴンはとても興味をもっていたけれど、孤独だったとか、さも実在していたかのような世界で、その入口はどこにでもあるという。
    いや、見えないだけでそれはもうここにいるのかもしれない。
    私の夫は龍なのだ。

  • 夜しか開かない図書館から採用の通知。
    冒頭の幻想的なストーリーから一転、中盤から性描写ばかりでとても残念。

    村上さんは好きな作者さんだったのに最近の作品は…。

  • 描写のない官能小説。
    禁忌の話を詰め込んだなと思いました。
    兄妹、獣と人
    男は弱い!って話なのかなぁ 笑

    実際に井の頭公園にこんな図書館あるなら、迷い込みたい。と思ってる時点で、辿り着けないのだろうな。

  • 「無敵の恋愛小説家が達したひたすらな愛の不滅」って帯に惹かれて買いましたけど。

    龍とセクスしてるので萎えました。
    すみません。

  • 村山由佳、何が言いたいんだ!
    文章もなにげに下手。
    作者の伝えたいことが、私に受け止めきれないのかなあ~

    個人的にはかなり残念な作品。

  • 結局、正直、何がなんだかわからないまま終わりました。ファンタジーになりきれない感じが、難しさになっちゃった気がする。
    最近、相性が悪いので、おいコーに一度戻ろうかな。
    2013/9/1読了

  • 図書館が舞台なのに途中で図書館があまり関係なくなったり、ドラゴンですべてがつながってるけど、ラストがあやふやだったり・・・・題材はいいのに書き方がおしい!という感じでした。

    ドラゴンとの性行為もあるのですが・・・・描写がわかりずらいし、あまりかかれていないので、それだったらなくてもよかったかなと思いました。

  • ファンタジー要素が頭の中に定着するのに時間がかかり終盤イメージが薄味になってしまった。
    図書館の存在理由も思ったより薄かった気がした。

    白昼夢の様な話だった。

  • どんどん話が難しくなったけど、ファンタジーに近い話だったので好きな雰囲気の本だった。井の頭公園にいきたくなった。

  • 「吉祥寺が舞台で、図書館が出てきて、本の修理の仕方が書いてあるよ。話はなんだかよく分かんなかった」と父が回してくれました。確かに吉祥寺が舞台で、図書館が出てきて、本の修理の仕方が書いてあるけど、物語の本筋とはまったく関係なかった! しかし私が面白かったところも、吉祥寺が舞台で、図書館が出てきて、本の修理の仕方が書いてある部分だったので、人のことは言うまい。読むキッカケは、ラジオ『トーキングウィズ松尾堂』の村上さんゲストの回を聴いたから。ホントのお話は、前世の記憶にまつわる龍と人の物語です。なんだか不思議でなまめかしいお話でした。

  • 「プライベート・ドラゴン」
    特別な図書館の司書。
    理由が明確でない不思議な条件を聞いた時点で、ここが普通の場所でないと理解すべきだったのかもな。
    お金さえ払えば終わりだと思われている時点で、既に愛情は枯渇しているのだから縋るだけ傷つくだけでは。

    「ドリームズ・オブ・ドラゴン」
    名前に共通点があり。
    記載されたものを見たからこそ直ぐに気付いたのだろうが、見つけれたのは知識が豊富だったからだろ。
    子供ではなく後継者として連れて行ったからこそ、禁忌に対する恐怖を煽りきることが出来なかったのだろ。

    「アイズ・オブ・ドラゴン」
    記憶に残っている事。
    彼の中で抜け落ちた部分だけでなく、その前後にあった真実を一人で抱えているのは苦しかっただろう。
    冷静になって考えれば何故出来た時を知っているのか分かっただろうが、指摘された時は衝撃だったろうな。

    「チェイシング・ドラゴン」
    想い出を差し出して。
    どうしても受け入れられない現実だったからこそ、逃げて拒絶し自分を保とうとしたのかもしれないな。
    どれだけ時間を費やして傷を癒していったとしても、心のそこでは忘れきれない相手がいるのは辛かったろ。

  • 神秘的でけれども現実的で深みがあり面白かった。いつかまた読み返したい作品。

  • 幼女が兄の前で異種に‥兄と妹さんが愛しあうのを老婆が両性具有魂になって支える‥と、作者の性癖が心配になる話でした。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/57900

  • 夜ごと柔らかく応える自分に、叩きつけるように激しく己を注ぎこんだ男。
    そこに真実はかけらもなかったろうか。
    〈おまえのことは決して忘れぬ〉
    と男が口にした時、言葉はまるきり嘘だっただろうか。

    ーーー
    龍×不倫された孤独な女×妹を助けられなかった兄×兄が好きな妹×前世で罪を犯し永遠の罰を受ける女

  • ファンタジーさが好きだった。

  • 村山さんっぽくない雰囲気。
    幻想的な、神秘的な。ドロドロした恋愛模様かと思ったけど全然違った。この雰囲気は個人的には好きだけど、ちょっと物足りないかなぁ。
    この雰囲気だったら恩田さんっぽく、オチが無い展開のほうがよかったかなぁ。変なオチがあると安っぽくなるし。

    惜しいなぁ。

    井の頭公園の図書館という設定は、よく井の頭へ行っていたので、とても興味深かった。

  • 二人の司書が異空間に存在するミステリアスな図書館に招かれる。夜間にだけ開館し、空想上の生きもの、とりわけドラゴンに関する書物を厚く所蔵する。そんな舞台装置に期待を寄せる。ところが、伝説とか輪廻とかが幻想的に描かれつつも、スグルとマナミ兄妹やオリエのやけに現実的な宿命に通じてしまい、しっくりしない。長岡館長も宮前教授も、もっと懐の深い役回りであるはずなのに。キリコは永遠なり永劫なりの権化として、かろうじて物語の破綻を食い止めている?図書館も登場人物たちも、含みが多いわりに生かされていなくてもったいない。

  • いやー、本当にドラゴン出てきてびっくり。

  • 龍神伝説をもとにしたファンタジー小説というところですね。なので、描写を自分の想像では不可能な感もあり わけわからない!ところもあり
    まぁ、可もなく不可も無し

  • 時間って、なんなのか
    永遠はあるのか
    想像、幻想、真実、、、、

    目に見えるものだけではない、
    感じるものは、何が本当で何が本当でないのか

    真実なんて、本当はどこにもないのかもしれない。

  • 謎の図書館や龍と交わる描写など、ついつい引き込まれてぐいぐい読み進むうち、キリコが登場したあたりでワケがわからなくなり、どこがクライマックスなのかわからないうちに終わってしまうという感じでした。すみません。

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著者プロフィール

村山由佳
1964年、東京都生まれ。立教大学卒。93年『天使の卵――エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞をトリプル受賞。『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞受賞。著書多数。近著に『雪のなまえ』『星屑』がある。Twitter公式アカウント @yukamurayama710

「2022年 『ロマンチック・ポルノグラフィー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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