UGLY

  • 幻冬舎 (2012年11月7日発売)
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本 ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784344022782

感想・レビュー・書評

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  • どこまでも個性的な作家の物語

  • ミュージシャン・加藤ミリヤの第二作。

    前作は孤独なヌード画家だったけど、今度は孤独な作家の話。
    彼女の心情や世界観が反映されてるのはもちろんだけど、多分彼女の作家としての経験が生かされてるのかと思うと、楽しく読めた。

  • 長い時間とまることなく読み続けた。はじめは悲しみというか、寂しくなった。でもそれは今までの捉え方が間違っていたのだと今は思う。読み進むうちに、止まらなかった。早く早く次のページに掻き立てられていった。全部を納得しながら。中盤からは優しさで包まれて、言葉にしなくてはいられなくなった。たくさんの言葉が読んでる頭の隅で広がった。早く読み切らなきゃと。こんな集中したのは久しぶりだなあ。マナにもすごく共感してしまいました。私は嘘をついていたのかなとも思うし、なんでだろう。やっぱり理想の形ってあって。人に対するものは、価値観の押しつけであってはだめで、それを受け入れることが正解だと思っているんだけど、じゃあもっと開拓しなくてはならなくてね。誰も代弁者になんかなれないんだよ。ミリヤのどこが好きって、やっぱり考え方なんだろうな。本当にいろんなこと考えて生きてるんだと思う。人間的な部分がすごく伝わってくるからね。言葉のひとつひとつに気づかされます。

  • 前作に比べて
    すごくすごく
    心を動かされました

    感情が見える。
    怒り
    喜び
    悲しみ

    ミリヤの描く
    主人公は、
    共感できる部分を
    もっている

    2012.12.26

  • 加藤ミリヤの小説第2弾。若い小説家の恋愛模様や仕事の事が描かれていて、なかなか面白い。主人公に、若い時にしかない感性、潔さや拘りを感じ、それは時と共に、賢く振り回る事を覚え、いずれ流されていく事も大事なものにも覚えた。

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著者プロフィール

1988年生まれ。シンガーソングライター。14歳から作詞・作曲を始め、16歳でメジャーデビュー。2011年、初めての小説『生まれたままの私を』を発表以降、全5作の小説を刊行している。

「2019年 『あらゆる小さな運命のこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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