- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344026322
作品紹介・あらすじ
過去に大ヒット作を出したきり、売れなくなった作家の佑人。仕事は真面目にやりつつ、掃除も料理もできない編集者の里奈。30代の結婚は、好きだけじゃ無理。『野ブタ。をプロデュース』から10年。隠された心情をあばく、本音小説。
感想・レビュー・書評
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2015.6.27 読了
サラリと読めました。
男女の結婚前の心の動きが
交互に描かれてた。
このまま結婚してしまっていいのか?
思い悩んで お互い どんな結論を?
そのあと 短編で、
主役の女の子の
友だちの話があったのですが、
その話が 意外と好きだった! -
こんなふうにていねいに心の動きを描かれたら、そりゃあ、素晴らしいと思うしかないよ。なんか、ほんとよかった。しばらく気持ちがしんどかったんだけど、久しぶりにほんわかした気分。人って、複雑なのだ。
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この人が絶対に自分にとっての運命の人!と確信して結婚できる人がどれくらいいるんだろう‥
少ないからこそ結婚することが当たり前ではなくなってるのはではないだろうか
未婚でいることは何も悪いことではないのに、なぜか焦ってしまうこの現象を最近ひしひし感じている -
時代が進んだから所々男女の役割とか職場の様子にモヤッとする部分はあったけど、楽しめた。まだ20代前半だから今後こんな感じになるのかなあ結婚大変だなんて思いながら読めました。
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30のときに読みたいに登録した本。
残念ながら読めたのは33になった今。
「想像がちゃんとできてないってことだからね?」
一言で人の印象が大きく変わる。
こういう目線で見ないとね。 -
30代男性作家が描く結婚観。前編は結婚を前に、選択が正しいのかを躊躇する30代男女それぞれの視点から。後編は離婚をした女性が主人公。私の世代とは結婚観も、男女の役割も変わっているので、結婚に至る判断も一筋縄ではいかないのだろうな。登場人物たちの「もやもや」は想像できるもののの、悩み方が均質で、自分自身にも他人にも距離を近づけない性質が類似していて、私の好みとしては少し物足りない印象でした。
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三十になると誰もが考えてしまうような結婚を通じた女性の心の動きを2人の女性、里奈と葉子を通じて痛いほどに表現しています