- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344027992
作品紹介・あらすじ
ありふれた三面記事。見ず知らずの他人の出来事に鏤められた貴和子という女の人生。彼女はどんな罪を犯し、彼らに何をしたのか。そして貴和子は-幸せだったのか。
感想・レビュー・書評
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子供への虐待の話は嫌な気分しかない。
最後の新聞記事は読み返しても不明。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2015年から2009年までの5章を、時系列を遡りながら展開していく。「喜和子」という女性に勝手に翻弄された人たち。平凡な家庭を望んでいただけの喜和子、勝手に喜和子に囚われ自分が堕ちていったとしか思えない。最後の最後の新聞記事…よく意味が分からずポカ~ンとなりましたが、第5章から時系列に確認したら、喜和子の平凡な幸せへの渇望が伝わるような気がしました。
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な、なんか難しかったんだけど…ええっ!?
時系列反対から浚ってみたら、なんとなく、そういうことか?と思えたけど、正解がわからなくてモヤる(^◇^;) -
とても面白い展開だったのですが、自分の頭では登場人物たちのつながりが完全には把握できませんでした…。特に、多恵と敦子と名乗った女性は誰だったのか。貴和子は結局何を考えていたのか。謎が多く残りました。
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最後の記事の意味がわからず、読み返す気力もなく、ネタバレを探した。
最後の章、幼い兄妹が夜のネオンに母親が消えて行くのを見ている場面を辛い場面だなと私が直視できず読み飛ばした。そこにヒントがあった。
読了後、貴和子の人生が幸せだったかどうかより、和花と妹とその家庭のその後が一番気になった。
登場人物の中で一番幸せだったのは、恵方を向いて恵方巻きを詰まらせて死んでしまった大瀧昇のような気がする。 -
読み返して理解したこともあるが、最後の新聞記事はわからなかった。
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すごいおもしろかった!
はじめて読んだ作家さんですが、はまりそうー -
久々のイヤミス、久々の一気読み。
展開が気になりすぎて一気に読み進めたくなる本でした。
ただ最後まで読んでも貴和子のことがわからない。
一人の人間の一生はその時々で見え方が変わるものなんだなと思った。確かに一人の人が見る【ある女】はある女の一面しか見えないからね‥となんとか自分を納得させようと試みるも、まだ分からないことが多くてモヤモヤしてます。
第一章の大龍さんの言葉、
・胸が捻れるように軋む。自分の年齢を思い浮かべ、こんな歳になってしまったことに取り返しのつかないことをした気がした。俺の人生はなんだったのだろう、と唐突に思う。
私もきっといつか唐突に思うんだろうなーとずっしりきました。
まさきさんの言葉は胸に重石を置かれる気分になります。
たまに読みたくなる作家さん。
たまにじゃないと精神が崩壊する。