- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344030855
作品紹介・あらすじ
なぜか新聞がどんどん好きになる!人気時事芸人による痛快&ディープな読み方、味わい方。
感想・レビュー・書評
-
筆者のプチ鹿島さんは、芸人とのこと。
お笑いの人というよりはワイドショーに出ている文化人枠のような感じの人の印象。(実際のお笑いを知らないので)
書いてあることはエンターテイメントであり、教養要素もあり、面白い。
新聞の特性、人格に例えてくれているので理解がしやすい。すこし偏っていて、上から目線の、ゲンダイ師匠など。
新聞は、事実を報道するといっても、それぞれの新聞の立場から、報道される内容は異なっている。新聞を読み比べることで、色々な視点から事実を知ることになり、平坦な印象の事実が、立体的に浮かびあがる。
そして、新聞やテレビが政府と近付くことで批判精神が抜かれる傾向にある事、思想統制に繋がりかねないこと、新聞の役割を週刊誌が担っているのでは?など、現状の分析もジャーナリズムの持つ意義への問題意識として重要。
またネットニュースの持つ新聞ニュースの平板化。どの新聞であれば、こういう報道するだろうななど、新聞の特性を理解しながら読まないと、トンデモ記事にしか見えない事。(特にスポーツ新聞)など。なるほどと思った。
主観的であること、客観的であること、についての問題を分かりやすく語ってくれている本だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
さらに新聞が好きになりました。
-
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/719615 -
色々な見方があることを教えてくれる。
-
ある新聞やメディアの論調を一方的にダメだ、ありえないと切り捨てるのではなく、キャラとして楽しんでみてはいかが?などという旧メディアの楽しみ方を提案している。文字を追うだけではなく、行間やその裏を下世話に想像して読むのがある意味で正しい新聞の読み方だと。ネットが普及した今、正論や美談など炎上してしまう旧メディアについて思い直す一冊になった
-
面白い。あまり芸人くささはなく、単なる面白いコラムとして楽しめる。最後の方の、持論を述べているところはやや反発があるけど、まあ「なんとなくの表現規制が、だんだんとフラストレーションをためて、ヘイトなどの過激な発言を生み出す」といった認識についてはおおむね同意。
-
面白い。笑える。全国紙キャラ付けは至芸。惜しむらくは今年2018年こそこのネタの真骨頂を編めたはず。是非2018年版を!
-
面白かった。
一般紙の例えが分かりやすかったし、イラストもイメージ通り。
「朝日新聞」は高級な背広を着たプライド高のおじさん
「産経新聞」はいつも小言を言ってる和服のおじさん
「毎日新聞」は書生肌のおじさん
「東京新聞」は問題意識が高い下町のおじさん
「日本経済新聞」は現実主義のビジネス一筋おじさん
「読売新聞」はズバリ、ナベツネ
夕刊紙は読んだ事ないけど、ゲンダイ師匠が気になる〜
我が道を行くと言うというか、空気を読まないというか…
政治の話も分かりやすかった。「政治は政局を把握することで、事態が飲み込みやすくなる」は参考になった。
あと最近のネットと紙の温度差などの説明を見ると、納得してしまう。私も「おじさん目線」なのかもしれない。
17 -
新聞によって論調が違うことはわかってはいるつもりだったけど、興味持って深刻にならずに比較する、この論調はなかなか良かった。
一般紙だけでなく、スポーツ新聞や夕刊紙、雑誌に至るまで、楽しく読みました。
頑張れ、ゲンダイ師匠、とも思ったり。 -
簡単に早く情報を手に入れられる時代だからこそ見落としている事が多い気もするのかなと読んでいて気付かされました。この本で言われているように新聞は一紙を読むよりも複数読んだ方が面白いんだと思います。それには時間も金も掛かる。かといってPKさんの論調を全て鵜呑みにするのもそれは違うと思う。余裕があったときに自分の興味があるニュースの際には複数の新聞を読んでみようと思います。