- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344031234
感想・レビュー・書評
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どのキャラクターにも共感できるっていうのは
描き方がうまいのだろうなー。
とっても自然で。
私としては知世目線の妹は
そうとう嫌なやつかと思ったけど
千夏目線で読むと
なんだか一番共感できてしまった、不思議。
親からも、世間の目からも
自由に飛び立つ彼女たちに
憧れのため息がでた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
よかったー。この本。今まで読んできた島本理生さんの作品のなかで一番好き・・かも。
今までの島本理生さんとはちょっと違う感じがしました。
色々考えさせられるところや、どきっとした言葉もありました。人から見たらうまくいってそうな人でも悩むことや不安を抱えていて、どんな道を選んでもとにかく自分の選んだ道で必死にやるしかないんだなと思いました。 -
知夏と年上の椎名さん、その秘密。病人と添い遂げる覚悟を描きたかったのか?その原因もそれにする意味を感じないしただ椎名さんをスマートで知識のある男性で描いてもよかった気がする。
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椎名さん素敵。
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いろんな目線の恋愛を見れた
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主人公をめぐる友人、姉妹の人格が交錯する作品である。おじさんには、何を以ってこの話の中で恋愛が成立するのか、十分に理解に至らず、ポカーンとしている読感?
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雨、嫌じゃなぁ……☔
ってな事で、島本理生の『わたしたちは銀のフォークと薬を手にして』
12編からなる短編集。
初めは料理と恋愛な話がメインじゃったけど、後半から登場人物にフォーカスを当て、それぞれの考え方や生き方を描く内容は愛おしさと切なさの交差点。
良い内容の本じゃった
色々と考えさせられます。
2018年67冊目 -
想像していたよりも軽やかな物語だった。
よくある男女の出会い、少しいびつな家庭と環境。
どこかで誰かやなにかと自分の手持ちを比較している。
折り間違えた折り紙を戻してまた折りたたむ。そうして見えてきたものと無くていいと思ったものをまた知ることになる。
皆が皆、最初思い描いていた頃の未来を歩けるとは限らない。
気づけば全く畑違いの世界を生きていると知って呆然として釈然としないままそれを噛み締めて生きざるを得ない。
だとしてどうせそんな人生になるのならせめて一緒にいたいと思える誰かが横にいたら少しはこの人生を愛せる。
人生を愛そう。そんなことをふと思う作品でした。