- Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344032460
作品紹介・あらすじ
嫌なお客のワガママ放題、無理難題。敏腕外商・大塚佐知子がご用命とあらば、殺人以外なんでもします…でも。「お客様は神様?所詮は他人です」。私利私欲の百貨店へいらっしゃいませ。
感想・レビュー・書評
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登場人物メモ必須。
後から誰だっけ?となるので。
外商という世界が全く分からないので何とも言えないけれど、いろんな人間模様が垣間見れて楽しかった。
そこまでドロドロなことが無くて拍子抜けしたれど。
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外商とは、デパートなどで、店内の売り場だけでなく、
直接客のところへ出かけて行って販売すること、
らしい。
そんな万両百貨店の外商を主とした話だったよー。
安定のイヤミスー(*´艸`*)
個人的にはもっと、熱海乙女歌劇団を深堀して
ほしかったなぁー。
海野もくずちゃんのことを、もっともっとドロドロに
してほしかったー笑
だから、ちょっと残念。
だけど、木のマネキンを細かくするなんて…
そこからの話は怖かったなぁー。 -
真梨 幸子さんの作品は「孤虫症」の頃から欠かさず読んでいます。
本作はデパートの外商を舞台にした連作短編集ですが
何と言うかはっちゃけた印象で登場人物も多く
頭の中が混乱し読みづらさがありました。
「孤虫症」や「お引越し」などの作品は好きだったんですけど
ここ最近の真梨作品は私には向いていない様で
本作も途中から読むペースも遅れがちになりました。
再び真梨さん独特のしっとりとしたイヤミスが読みたいです。 -
爽やかな本が続いたら、突如としてドロドロした本が読みたくなる。
病気か?
真梨幸子さんの中では読みやすい部類だった。
さぁ、次こそゴッホを読もう。 -
イヤミスの女王がデパートの外商の話?と意外だったけど、安定のイヤさでした
「インゴ」の章が一番エグかったかな・・・ -
うん?何だこれ?面白いのか??
何て思いながら読んでいたらあっと言う間に読了。
真理幸子さん得意のイヤミスがないなぁ〜なんて思ってたら後半どんどん不穏な空気に。
外商ってお仕事は大変だな。 -
真梨さんなのにお仕事小説?
苦笑を誘うお仕事本かと思いきや、
真梨さんだからこそのこのブラックさ。
さすがです。 -
読むのにけっこう体力使った。。
登場人物が多いし、伏線も至るところにあるので
時間があれば集中して一気読みしたかった。
まだまだ気付けていない仕掛けがありそうで悔しい!
『必死になればなるほど人生は滑稽』 -
★3.0
全8篇が収録された連作短篇集。「お客様は神様?所詮は他人です」の一言から、勘違い顧客をこてんぱんにする内容かと思ったけれど、綴られるのは顧客の要望に誠意を持って応える百貨店外商部。そして、個々のキャラクターの設定が中途半端で、それぞれを活かし切れていない印象が強め。最終話でお得意のグロさが顔を出すものの、強引な流れで取って付けたような感じだけが残ってしまった。が、相変わらずの読みやすさは健在で、百貨店の隠語やスタッフの実情は興味深かったりも。ただ、いつものイヤミスには程遠く、物足りなさが残る。 -
なんとかしようとする心構えは立派だけれど、これはできません! とはっきり断ることも時には必要。まぁ、無理をきいてもらうほうからすると快感なんだろうけどね〜。
1回くらい、ワガママ放題にやってみたいもんだ。ハハハ。 -
老舗百貨店の外商と言えば聞こえ
はいいが、その実態は人間の欲や
醜悪な人間関係のゴタゴタまで
ありとあらゆる手段でお客様をお持て
なしする、蠱毒の様な場所である。
それが、万両百貨店外商部なのである。 -
百貨店の外商さんのお話し。ただのお仕事小説には非ず、お客様の無理難題にも応える敏腕外商の、軽めイヤミスとミステリがサクッと描かれている読みやすい連作短編集。最後はちょっと意外だったかな。
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百貨店外商の話。お客様の要望には、どんなことでも応える。初めは真梨さんっぽさがなく淡々と進んでいくけど、終盤に真梨さんらしさが出て来る。でも、真梨さんにはかなりのイヤミスを期待してしまってただけに、ちょっと物足りなかった。こんな私ってちょっと病んでる??
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いつものごとく~の嫌ミス ま、おもしろかったっすw
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面白かった
最後の最後まで楽しく読めました
終わり方も良かった
まさにイヤミスです -
外商という一般人にはよくわからない世界だからこその話。
本当にこんなことあるんだろうか?とわくわくする一面もある。 -
あんまりあんまり(°▽°)
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イヤミスと言われる意味が短編を積み重ねると分かってくる。外商ねぇ。お世話になれるほどの資産を持ちたいわ(笑)
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思ってたんと全然違う。けどかえってそこが良かった。万両百貨店という老舗百貨店の外商部は「ご用命とあらば」顧客の要望には何でも応えるのがモットー。普通にこういう系の題材として想像する人情や根性を一切排除した異色のお仕事小説。まあ真梨さんの本だしね。連作短編になっており、始めはシニカルなオチにニヤリとする程度だったが、どんどんきな臭い展開に。私も百貨店内では何度も働いたが『外商部』というのは何となく特殊なイメージがある。そんなミステリアスな雰囲気を活かしつつ、軽快さとブラックさを取り入れていて面白かった。
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最後の話のための外商⁇
あまり外商の必要性なし。
高殿円の方が普通に楽しめた。 -
万両百貨店の外商部の大塚佐知子と地下食品売場の派遣の売り子(マネキンさん)の裏と表のドロドロ話。特に外商の仕事って「ご用命とあらば、殺人以外ならなんでもします」って、それにしてもそこまで踏み込むって感じた。短編8話で登場人物が結構多くて、ごちゃごちゃになりながらも整理してわりとさらさらと読めた。どの話も最後には落ちがありなるほどとなる。7話目の「マネキン」はちょっとホラー的でゾクッとしたが、マネキン人形とマネキンさんを引っかけてるのかなと思う結末だった。
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短編8編からなる笑えるイヤミス。大塚佐恵子は顧客の要望は何でも叶える敏腕外商。なるほど、プロフェッショナルな外商、コンシェルジュ的な仕事とはこれか。