- Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344032507
作品紹介・あらすじ
倒産寸前の旅館に支配人として赴任した永理子。黒字化を達成しようと意気込むが、やる気のないスタッフを前に空回りするばかり。そんなとき、一匹の猫が永理子に向かって語り始めた!「舐められるぐらいのマネジャーがええんや」「あんたがアタマ使えば使うほど、みんなはもの考えなくなるでぇ」「マネジメントは『全部自分のせい』から始めるんや」なぜかマネジメントに詳しい猫の教えで永理子は自分を変えていき…。ストーリーを追うことでチームマネジメントのポイント、旅館事業の裏側、地域活性化のヒントが楽しく学べる!
感想・レビュー・書評
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旅館の再生の物語
問題があっても、対処していく姿、こういうのは好き
楽しく読めた
ただ、ビジネス書として参考になる点がまとまっていない困るような…
それを言ったら、小説仕立てのこういう本全てに言えるけど詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マネージャーになるにあたって、赴任直前に読んだ本。付箋をつけながら。
改めて大事だと気付かされた点は、マネージャーがメンバー一人ひとりとしっかり向き合い、コミニケーションをとることの重要性。従業員全員に活気がみなぎっているのを目の当たりにする、そんな組織にしてみたいと改めて決意を新たにした。
また、逆に主人公のように困難を乗り越えられるのか?メンバーの心を1つにできるのか?不安な気持ちにもなった。
気づきを得た言葉。
・勝とうとしたら負け。上手に負けなければいけない。上手に負けるためには情報を収集する。
・舐められるくらいがちょうどいい。自分が有能だと見せびらかしたらだめ。
・メンバー本人から考えが出てくることが大事。マネージャーが頭を使えば使うほどメンバーはものを考えなくなる。つまり、みんなの仕事を横取りしてしまう。
・メンバーを信じられない人は、つい小言を言う。監視されないと怠けるようになる。従業員を信じることが重要。
・お客様に心を向けさせることが支配人の仕事。
・ビジョンに基づいて従業員が生み出したサービスを認め、仕事の喜びを伝播することがマネージャーの役割。そのための会話を惜しんではいけない。行動できたらちゃんと認めてビジョンと関連付ける。叱る時もビジョンと関連付ける。
・リーダーは、メンバー一人一人がビジョンを大切にする働きかけをしなければいけない。つまり、メンバーとたくさんのコミュニケーションを取ること。 -
まず、面白い。
そして、楽しみながらマネジメントを学べる。 -
宿屋の事業再生物語。
とにかく、部下は信頼して任せるというのが一番大切ということかな。
いきなり主人公に恋愛感情が芽生えてびっくりした(鈍感な自分には全くその伏線に気が付かなかった)。しかも、すでに相手には彼女がいると思わせるような描写もあったりして。しかも、特に何の進展もせずに終わるという。
ところで、小澤みつるという人物がいろいろセクハラになりかねない行動な気がしてならないのだけど。いきなり主人公の女性に抱きついてきたりして。イケメンだと許される的なやつなんだろうか。
ところで、この本に限ったことじゃないのだけど、漢字が苦手な自分には読めない字がところどころあった。慇懃なんてどちらの漢字も初めて見た字で何て読むのかと。「いんぎん」と読むらしい。礼儀正しくという意味だそう。 -
読みやすいリーダーシップ本