- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344033252
感想・レビュー・書評
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自分には、とても想像が出来ない世界でした。どうして嘘に嘘を重ねてしまうのか正直に話さなくちゃ!ともどかしい気持ちで読んでいました。
今の時代に合ったいろいろ考えさせられる作品でした。
最後のエピローグが笑えました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
凡庸さん素敵すぎます。自分の子じゃないのに籍を入れて自分の子としてその子を思う。こんな事普通はできない。凡庸さんから人って信じられるって温かさをもらいました。
優子さんのお母さんも、子の父親になってくれと娘の同級生に頭を下げるってこれも行き過ぎだけど娘を思えばの事。お兄ちゃんの再婚も素晴らしい。お姉ちゃんも優子の相談役となりこの家族愛もすごい。
水野には、きちんと子の父親だと伝えてほしかった。最低な人だけど真実知ったら責任とったかもしれない。部長も最低。どうしてこうシングルマザーを応援できないか。不倫相手の上司にもイラッとくる。
こんな世の中だけど凡庸さんみたいな人がいてくれて良かった。愛が溢れていて素敵すぎます。 -
ハッピーエンドなんだろうなと思いつつも、不安を拭えないまま、ページを捲る手が止まらなかった。
読了して、読了できて、ほっとした。
凡庸さんの言葉に涙が出そうになった。
ちょいちょい出てくる、男尊女卑の、狭い世界で既得権益を当然のものと考えるクズみたいな人の描写がいつも異様に上手い。なのでムカムカする。その中でもハッピーエンドに落ち着くことができるのは、物語の良さだと思う。
柿谷美雨さんにハマった自分を褒めてあげたい。楽しませてもらえてよかったね。
残り数作品になってしまった…。 -
面白かった。先が気になって夜更かししてしまった。四十歳で独身キャリアウーマンで部下との過ちで妊娠してしまい、それでも出産して仕事も続ける、というシュチュエーションの物語。結構ご都合主義の有り得ない展開なのだが
なんとか丸く収まってホッとした。近藤凡庸さん、いい人過ぎ。 -
大好きな作家の一人、垣谷さん。
話の筋は別にして、この方の社会風刺的な内容にいつも共感してます。
田舎の親戚やら、パワハラマタハラの上司やら、いるいる〜って感じ。
政府のお偉いさんもこの方の小説を読んで、本当に考えなければならない問題の数々に気づいて欲しいと、切に思います。 -
未婚で高齢出産する優子の話。
相手にもそのことを隠し通し、
会社でも風当たりが強い中、
最後は地元の人々に支えられる物語。
共感しつつ、最後にほっこりする
垣谷美雨の著書は好きです。 -
主人公に共感できない。
主人公こそが偏見のかたまり。
それにあんなに都合の良い男性いない!
偏見、差別、ハラスメント 社会問題について考える契機にはなった。