いま君に伝えたいお金の話

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344033597

感想・レビュー・書評

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  • 社会に関心を持つこと、お金とは別に自分なりの「幸せ」の基準をもつことが大事

  • 10代向けに書かれているので、難しいお金の話は倦厭しがちですが、とても読みやすかった。お金は貯めるのではなくて、増やして回すことが大切なのが分かった。自分のお金の使い方を見直し、これからどう動かしていくのか、考えていきたい。

  • 村上ファンドを作った村上世彰さんによる子供向けのお金についての本。
    本当に子供に伝わるくらい平易なのかは置いておいて、その努力をして書いてあるので簡単な言葉でお金の本質が書かれている。
    前著の生涯投資家も読んでいたので特段新しい発見はなかったが投資における期待値の考え方やお金は手段であり、その人における幸せとは直接的に関係しているわけではない等の考え方の復習が出来た。
    その通りだと思います。

  • お金は寂しがりや。
    お金は稼いで貯めて、回して増やす。

    高校生に向けて開催していたお金の授業の内容を書籍にしたもの。
    なので、お金に対する考え方がとても優しい言葉で書かれていて、理解しやすかったです。

    日本では、お金の話題がなぜかタブーな雰囲気がありますよね。
    お金が大好きとかいうと変な目で見られるし、お金持ちというとどちらかと言うと悪いイメージがついている人が少なくないと思います。
    あなたはどちらでしょう?
    このイメージでお金との付き合い方が変わります。
    無論、ポジティブなほうがうまく付き合えます。

    お金とうまく付き合うにはできるだけ早いうちから、お金について考える必要があります。
    著者の村上さんは小学校で父親から大学までにかかるお金を一括で渡し、投資をするよう教育をされたそうです。
    また、買い物をするときも値段をチェックして、なぜその価格になっているのかを考えると需要と供給の関係がよく理解できるそうです。
    日々の思考トレーニングが重要ですね。

    それから、お金を使うとき、期待値という視点を持っておくと良いそうです。
    例えば、100円が50円になる可能性が90%, 逆に300円になる可能性が90%であるとき、0.5×0.9+3×0.1=0.75.
    1より小さいと損をする可能性が高く、手を出さないという判断が下せ、1より大きければお金を使うという判断が下せます。

    色んなお金に関連する事柄を具体的な数字に落とし込む思考トレーニングをしていきたいと思った本でした。

  • 高学年向けの子供へ向けた内容ではありましたが、私も参考になるような部もありました。

    寄付についての考え方や、寄付を集う方の心得なども今の自分にどこかしっくりきました。
    読み終わった後村上ファウンドについて検索し、子供向けの投資体験プロジェクトにとても興味を持ちました。
    子供の頃からお金についていろんな挑戦をすることの大切さを感じるので、学校でできない体験をもっと我が子にも提供していきたいと思いました。

  •  子供向けの本なのでお金儲けの方法が易しく書いてあるのかと思ったら、そのような内容ではなく、お金をテーマに世の中と向き合って背筋をちゃんと伸ばして生きようみたいな、とてもいい本。長男が6才なので、10才くらいになったら読んでもらいたい。

  • 子ども向けのお金の授業。

    好きな事を仕事にして、お金の大切さを理解した使い方を指南してくれる本。

    お金儲けの本とは一線を画す、哲学が感じられる一冊。

  • 村上さんは本書を通じて、人生の中でお金がいかに大切な存在であるかを、小中学生でも理解出来るよう、分かりやすい言葉で伝えています。「物言う株主」として世間を賑わせた頃に、メディアを通じて私が持った印象とは随分違っていました。

    日本の学校教育は、真正面からお金を稼ぐことを学んだり、お金に対する知識を深めることに何故か後ろ向きです。どんなに綺麗ごとを言っても、私たちの生活からお金を切り離すことは出来ないのに。

    終身雇用制度は崩壊し、すでに会社に「食わせてもらう」時代ではなくなりました。仕事に対するいろいろな価値観、生き方が世間で広く受け入れられるようになったということは、自分のアタマで考え、人生設計をしていくことが強く求められるということでもあります。モノの価値、価格がどのようにして決まり(プライスタグ)、お金(血液)が市場(身体)を巡っているのかを、小さな頃からしっかりと理解し、数字に対するセンスを磨いておくことは、将来の自分自身と大切な家族の生活を守っていくために、今後益々大切な能力になると思います。

    尚、特に私の印象に残ったのは、貯めたお金を運用することを積極的に勧める一方で、お金を借りること(お金の怖さ)についてもきちんと述べていることでした。著者ご自身もお金を借りたのは、本当に必要に迫られた過去数回のみとのことです。

    私自身は幸いこれまでの人生で、金銭的な理由によって不自由な生活を経験したことはありませんが、それでもお金が引き金となり、生活そして人間関係を壊してしまった人をごく身近に見ています。お金はそれだけ怖いものです。

    本書は小中学生向けの書かれた作品ですが、オトナが読んでも得られるもの、感じる何かが必ずあると思います。

  • とっても文書が読みやすく、久しぶりに一冊ちゃんと読めた。

    投資、株。。。

    本を読む前から知人から色々な説明を受けて、言ってる事ももちろん理解している。

    私は、銀行が1番安全だから!貯め込む!動かしたくない!って理由で銀行に預けて、投資や株には手を出しません‼︎‼︎って訳では全くない…

    投資も株も…
    自分の中で充分お金を貯めた!
    手元に何かあった時の為に困らないくらいの充分なお金を残し、
    さぁ〜それからそれ以外のお金を投資や株に回そう!!!

    ↑そもそもこれが、まだまだ自分には途中段階。

    本書にも書いてあった…
    リスクとリターンは必ずセット。
    どのくらいのリスクが取れるのか、万が一うまくいかなかった場合にどのくらいのお金が、なくなっても平気なのか。
    まだまだ平気じゃない!w
    まずはそこからなんだと思う。

    「お金を増やすことに近道はないし、魔法もない」
    何事も自分の頭で考える
    物事を数字でとらえるクセつけ
    「期待値」という考え方

    すごく頭に残った。
    増やすための秘訣!の章はもう一回読んでみようと思う!

    お金の勉強は絶対学校でやったらいいと思った|ω・`)






  • 小学生〜高校生ぐらいに向けたお金との向き合い方の入門書。

    お金に対する考え方や投資に対する心構えなどを著者で投資家である村上世彰氏の人生観を踏まえて10代向けにわかりやすく伝えています。

著者プロフィール

村上 世彰(ムラカミ ヨシアキ)
投資家・N/S投資部特別顧問
1959年大阪府生まれ。東京大学法学部卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。日本経済の持続的な成長のためにはコーポレート・ガバナンスの普及が重要であることを実感し、40歳を目前にファンド会社を設立。現在はシンガポールに拠点を移して投資を行う。また、日本の社会的課題の解決に寄付を通じて貢献したいという想いが募り、村上財団を創設。働く女性の労働・生活環境のサポート、未来の日本を創る中高生の金融教育や社会支援に積極的に取り組んでいる。

「2021年 『読んだら一生お金に困らない N/S高投資部の教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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