苦しみのない人生はないが、幸せはすぐ隣にある

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344036758

作品紹介・あらすじ

「死にゆく人に、絶望の中にいる人に、我々は何ができるのか」3000人以上を看取った日本一のホスピス医が今、伝えたいこと。



「あなたには、支えがあります」人が死ぬとき、本当に必要なものは何なのか――3000人以上を看取ったホスピス医が語る、絶望に負けない生き方。

【内容抜粋】
これでよい(Good Enough)と自分を認めよう/希望の灯とは励ましや勇気づけの言葉ではない/愛の反対は、無関心です/絶望になれることは、絶望そのものより悪い/不条理な現実を認めなければ、人生は始まらない/後悔が少ない人生の決め方/風を撮影する/固定観念をぶち壊そう(OKプロジェクトと#コロナ4cチャレンジ/聴き方の具体的方法/目に見えない伴走者に気づいていますか/誰も取り残されることのない社会を目指して

感想・レビュー・書評

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  • 親を介護し、やがて看取る。友人を失う。永遠の別れは辛く、生きている自分は助けてあげられなかった、見捨ててしまったという気持ちに襲われる。亡くなるまでの伴走の期間、絶望の中にいるであろう人に寄り添うという難しさをどう乗り越えるか。答えは出ないが、自分にも何かできることがあるのだろうと励まされる一冊。

  • 聞く、と聴くの違い。前者は私は、が主語、後者はあなたはと相手が主語になる。
    悲しい気持ちの人に、大丈夫というより、そうなんですね、(あなたは)そういうふうに悲しく思っているのですね、という気持ちで聴き、伝える。

    P109
    皆さんは目に見えない伴走者に気づいていますか。皆さんのことを気遣いそばで応援してくれている誰かが必ずいます。その誰かは、先に逝っているご家族のや友人かもしれません。皆さんが気づかない大切な誰かが、今もそばで伴走していることに気づけばたとえ絶望としか思えない現実であったとしても歩き続けることができるでしょう。
    誰かの支えになろうとする人こそ、一番、支えを必要としています。

    この言葉は何より響いた。先に亡くなった家族が伴走してくれている、考えたことなかった。
    近くにいるのだ、そう思って明日から生きていく。

  • まだ私には難しくて、何か分かった、得るものがあった、という所までは行かないけれど、なんとなく何かが見えそうな気がしました。

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著者プロフィール

小澤竹俊
1963年東京生まれ。87年東京慈恵会医科大学医学部医学科卒業。
91年山形大学大学院医学研究科医学専攻博士課程修了。救命救急センター、農村医療に従事した後、94年より横浜甦生病院ホスピス病棟に務め、病棟長となる。
2006年めぐみ在宅クリニックを開院。これまでに3800人以上の患者さんを看取ってきた。
医療者や介護士の人材育成のために、2015年に一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会を設立。一人でも多くの人が、生きてきてよかったと思える最期を迎えられるよう、力を尽くしている。著書『今日が人生最後の日だと思って生きなさい』、『もしあと1年で人生が終わるとたら?』(アスコム)がベストセラーとなる。

「2022年 『あなたの強さは、あなたの弱さから生まれる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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