シニカケ日記

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 86
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344042001

作品紹介・あらすじ

更年期だと思って不調をほったらかしてたら死にかけた!今のあなたは元気なのではなく、ただ、今は死んでないだけかもしれない。「シモの毛は剃っておいたほうがいい」「気になる不調は胡麻麦茶では誤魔化せない」「四十代は正真正銘、中年です」「夫の携帯番号はもしもの時には覚えていないもの」「パンティーライナーの在処を男は知らない」「悪意は健康な人の心に宿る」「もう会いたくない人には会わなくてもいい」「綺麗になるなら病気だって儲けもの」ーーなど五十路になって初めて極楽浄土の扉を叩きかけた観音さんが病気後綺麗に生まれ変わって悟った「今気づいておいてよかったこと」

感想・レビュー・書評

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  • 花房観音さんの写真を最近拝見しておぉなんて痩せてはるんや!となり、心不全でシニカケたことを知りました。
    この本はめちゃくちゃためになった。
    健康って大切。
    あと会いたくない人にはもう会わなくていいし、好きなことをやりたいし、生きていくのは辛いけどまだ前向きになってていいんだよって言ってもらった気がして呼吸が楽になりました。

  • 花房観音さんが死にそうになった顚末と、死に損なって気づいた事を綴った闘病エッセイ。

    日頃の体調不良を更年期だと思って放置していたら心不全と診断された花房さん。

    他人事とは思えない。
    巷では健康診断の必要性が謳われるが、健康診断は不要であるとの記事も見受けられる。
    病気は怖いけど病院へ行って悪い病名を告げられるのも恐ろしい。

    生死に関わるエッセイであるものの、迷惑患者の話や病院食、入院中のエピソードなどが軽快に綴られていて深刻さは感じない。

    自分がいつ死ぬかなんて分からない。
    自分の心身を守りながら日々暮らそうと思えた。

  • 更年期のお話かと思ったら、想像以上のシニカケ度だった。
    症状は違うが初めての入院体験には色々と共感。

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著者プロフィール

兵庫県豊岡市生まれ。
京都女子大学文学部中退後、映画会社や旅行会社などの勤務を経て、2010年に『花祀り』で団鬼六賞を受賞しデビュー。男女のありようを描く筆力の高さには女性ファンも多い。
著書に『寂花の雫』『花祀り』『萌えいづる』『女坂』『楽園』『好色入道』『偽りの森』『花びらめぐり』『うかれ女島』『どうしてあんな女に私が』『紫の女』など多数。
現在も京都でバスガイドを務める。

「2020年 『京都に女王と呼ばれた作家がいた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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