月の裏側 (幻冬舎文庫 お 7-7)

著者 :
  • 幻冬舎
3.28
  • (178)
  • (450)
  • (1057)
  • (193)
  • (42)
本棚登録 : 5011
感想 : 488
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344402621

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 恩田陸の本は、裏表紙の解説で引かれて読むのだけれど、どうしても私とは相性が悪いらしい。

    九州の柳川をモデルにした箭納倉という町で失踪者が続出する。レコード会社プロデューサー多聞と大学教授だった三隅協一郎、里帰りしたその娘藍子、新聞記者の高安がその謎を追っていくのだが、気づくと町はその4人だけになってしまう。そして高安も消えてしまう。
    解決策はふたつだけ。その一つにかけてみることに。そしてその結果…。

    結局、だれのなんの意思だったのだろう?宇宙人の侵略?箭納倉だけでなく、水郷の町ならば日本全国に広まるのか?

    なんだか不完全燃焼な小説だった。

    ーーーーーーーーーーーーーーー
    九州の水郷都市・箭納倉。ここで三件の失踪事件が相次いだ。消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、不思議なことにじきにひょっこり戻ってきたのだ、記憶を喪失したまま。まさか宇宙人による誘拐か、信教宗教による洗脳か、それとも?事前に興味を持った元大学教授・協一郎らは(人間もどき)の存在に気づく……。(裏表紙より)

  • まずまず楽しく読めたけど、結末あいまいだし読後感イマイチ

  • 地方の水郷都市で住民がいなくなるという事件が多発する。
    失踪者の共通点は、失踪している間の記憶をなくしているという事。
    その事件の解明を依頼された主人公は、さらなる共通点を発見する。
    失踪者したことのある人間は皆何かあると同じ反応を示すようになるということ。

    結局、河童らしき妖怪の仕業か何だか知らないけど、退屈でつらない話だった。

  • 九州の水郷都市・箭納倉。ここで三件の失踪事件が相次いだ。消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ、記憶を喪失したまま。まさか宇宙人による誘拐か、新興宗教による洗脳か、それとも?事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは“人間もどき”の存在に気づく…。

  • なんかもっと話の広がりを期待していたのだが
    中途半端な終わり方で残念
    またタイトルは中身とほとんど関係ない

  • 風景の描写はすごく綺麗だけど…
    ひたすら不気味。
    恩田陸は好きなのに、珍しくこれはあんまり…

  • 2008/03/07<br><br>
    地雷踏んでしまった…<br><br>
    恩田さんのは本当に当たりはずれが大きい。これは私が苦手なSFでしかもなんかちょっと不条理で着地点がはっきりしないのでぜんぜん面白くなかった。猫の白雨だけが可愛かったよ。

  • て言うかホラー小説は苦手なんですよワタシ(号泣)
    <BR>
    でも恩田陸なので買ってみた;←そして買ってから1年積んでた(爆笑)
    <BR>

    えーと、西日本の某所、昔からの水路が張り巡らされた旧城下町が物語の舞台。幾人かの住人が行方不明になって、また戻ってくるんだけどもその間の記憶が無い… と言う謎を、老学者先生とその娘、娘の昔の同級生の男、学者の知人の新聞記者の4人組みが探るってのがストーリーです。
    <BR>
    ホラーとしては、ヒタヒタと忍び寄る怖さです。スプラッタとかグロ関係は殆どありません。
    <BR>
    うーん……この本は、ホラーって事を抜きにしてもワタシには全然合いませんでした。正直面白くなかったです(爆)途中までは雰囲気が出てて良かったんだけどなぁ。
    <BR>
    個人的な感想ですが、恐怖の元となるモノについての説明や描写が非常に薄いので(もしダマサキだったら後半、ネタがあきらかになった時点でその説明に10〜20枚は割くと思う)読んでいて緊迫感もフィクションとしてのリアリティも感じられず、それに加えて読者が視点を重ねるべき存在がブレまくって、読み進めるにつれて誰にも感情移入が出来なくなるのが、つまらなく感じる原因の一つじゃないかなーと思いました。

  • この作品の描写はちょっとえぐい感をうけます。私としては受け付けない感じでした

  • 読んでから書くし。。
    これらは メモ

著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

恩田陸の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×