- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344409415
感想・レビュー・書評
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泣ける。
そしてカッコいい。
未読の人は「何じゃそりゃ?」と思うかもしれないが、これはカッコよくて泣ける作品なのだ。
娘の咲子の目を通して描かれる“神田のお龍“の半生記。
カッコよさにも色々ある。颯爽としたヒーローのカッコよさ。高倉健のような寡黙な渋いカッコよさ。お龍さんは“粋“なカッコよさだ。
タイプは色々あれどカッコいい人に共通しているのは優しいということ。お龍さんも強気を挫き弱きを助ける優しさに溢れている。キップがよくて強くて優しい。だから“粋“だ。こんなカッコいいお龍さんのお店があれば是非行ってみたいと思わせられる。
作者のさだまさし自身が漢気があって優しい“粋“な人だ。彼の優しさと、詩人としての卓越した言葉の使い方によって「精霊流し」「解夏」「アントキノイノチ」どの作品でも泣ける。
本作も読後が爽やかになること請け合いの佳作。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
さだまさしさんの小説は2冊目。
ドラマ化、映画化もされているそう。是非観てみたい。
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人の悲しみや寂しさの中に潜む大きな優しさ、強さを感じることができる作品です。映画を先に観ましたが、原作も母娘のすっうっと縦に割ったような一本気な性格がよく現れていると思います。思い馳せるものがある人は強いのかもしれません。
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RlKOさんは映画を先に観たのですね。私は原作を読みました。さださんの作品は心に染みますね。機会があったら私もこの映画観てみます。RlKOさんは映画を先に観たのですね。私は原作を読みました。さださんの作品は心に染みますね。機会があったら私もこの映画観てみます。2015/11/23
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こんにちは!コメントありがとうございます❀* 繰り返し観たくなる(読みたくなる)良い作品でした (*˘︶˘*).。.: さださんの創る曲も...こんにちは!コメントありがとうございます❀* 繰り返し観たくなる(読みたくなる)良い作品でした (*˘︶˘*).。.: さださんの創る曲も心に沁みますね。2015/11/23
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命懸けで、すれ違う所で泣けた。
映画も観たが、そこは表現しきれてないから、本がお薦めです! -
安定のさだまさし。
さださんの物語には良い意味で悪人が出てこず、優しい話なので安心して読み進められます。 -
お龍さん凄い人ですね。そんな母の娘咲子は誇り持っていいでしょう。涙腺が弱くて、涙が出てしまう。
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医学科を目指す者にとって少し興味ある内容でした。
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⭐️4.2
この夏、徳島県に旅行に行き、眉山を見てきた。
昔に眉山という映画があったことを思い出し、小説を読んでみたいと思い手に取った。
文章もすっと入ってきて、会話も軽快で、それぞれの人柄が掴みやすく、とても読みやすかった。
母を心から尊敬できる咲子が心底羨ましく感じた。
登場人物がほぼみんないい人。
現実的ではないとも思うけど、この温かい世界観が読んでいてホッとできる。
龍子さんのいさぎよさに心が震えた。
すれ違いのシーン、ウルッときた。 -
凛とした素敵な女性とその娘の物語。
登場する皆が優しく温かな人たちで安心して読めた。
徳島の自然や阿波おどりの情景も目に浮かんだ。
最後に載っている解剖実習感想文集の文がすばらしく、調べてみると実在するさださんの友人の医師の方だった。