レンタル・チルドレン (幻冬舎文庫 や 13-7)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 4023
感想 : 234
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344411234

感想・レビュー・書評

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  • レンタル・チルドレンというサービスが密かに噂になっていた。それは、「孤児を一定期間レンタルして実の子供のように生活ができ」「気に入ったら実子として引き取ることもできる」サービス。高額ではあったが、子供を亡くした親など、一定の需要はあった。
    子供を病気で亡くして以来鬱ぎ込む妻のためにも、とレンタル・チルドレンの話に主人公は耳を傾ける。なんと、子供のカタログには亡くした我が子と瓜二つの子が載っている。


    山田悠介×西尾鉄也新装カバーコラボのパッケージ、雰囲気があってとても良いセンス。

    山田悠介作品は「Aコース」「Fコース」以来。その当時よりも「小説としての読みやすさ」はグッと上がったように感じる。
    その分、こういう部分を補完して欲しいんだけどなぁ…と思う点は沢山あった。
    題材としては、「これはいっそCG使いまくりの派手派手なホラーSFにする」か「星新一的にショートショートとしてまとめてしまう」もアリといえばアリだったのでは?とも感じた。

  • 2016.9.4。

  • 滞ることなく一気に読めたけれど、何しろラストがイマイチ。含みをもたせてるのか、作者の意図したところがあるのだろうけど全く理解できず。主人公以外の登場人物は、感情も伝わりにくく残念。

  • あまり読まないジャンルの本を旦那の本棚から失敬して読んだ。
    序盤から中盤はグロテスクながらも、どうなる?どうなる?という思いで読み進めたが、ラストがすっきりせず。。。つい検索したら同じ思いの人は多かったみたい。
    この作者の特徴らしいが、今度ほかの本も読んでみようと思う。

  • 内容的には★二つですが、一気に最後まで読ませるのは凄いと思うのでサービス(?)で★三つ。
    とりあえずツッコミどころ満載です。
    フィクションだからって、何書いてもイイってもんじゃあないと思うんですが…。
    せっかく話が膨らみそうな部分で、はしょり過ぎたりとある意味なかなかのものです。
    また子どもの正体があれだと辻褄が合わないことが色々と…。
    まぁ小説読み始めの方には良いかと。

  • 最後がなぞ…。
    どういう解釈をすればいいのかわからなかった。

  • 発想はすごく面白い。と思います。

    でもね、いかんせん話の流れと文章がどうにも好きになれない。

    リアル鬼ごっこを読もうか迷う。

    面白いかな??

  • テンポも良くスリルもあったのに、結末があやふやで少し残念。考える楽しみを残したのかな…。

  • 正直言って残念感がハンパない。
    内容、文章、ともに、、、。

    何より要な「主人公の子供への愛」がぶれまくってるのがなんとも言えず。。。

  • 最愛の息子を失った夫婦が、施設に預けられている子供もレンタルさせてくれる会社の存在を知る。

    そこから始まるホラー……というのがあらすじになるのかな? と言っても、あまりホラー感はない。すごくさらっと読めるしまったく怖くないし、不気味さも残念ながら(?)薄いので、電車待ちなんかの暇潰しになります。

    正直、ラストがいまひとつ。。。

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著者プロフィール

大東文化大学文学部日本文学科講師。1984年大阪府生まれ。専門は環境文学。著書に『反復のレトリック―梨木香歩と石牟礼道子と』(水声社、2018)、論文に「「声音」を読む―石牟礼道子『水はみどろの宮』とその周辺」(『石牟礼道子を読む2―世界と文学を問う』東京大学東アジア藝文書院、2022)など。

「2023年 『石牟礼道子と〈古典〉の水脈』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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