処刑御使 (幻冬舎文庫 あ 30-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (425ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344411326

感想・レビュー・書評

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  • 荒山徹著「処刑御使」を読みました。

     若き伊藤博文と51年後の韓国から命を奪いに来た暗殺者との闘いを描いた歴史伝奇小説です。

     設定も奇想天外なら、暗殺者たちの戦い方も奇想天外で、私の好きな世界がこれでもかと展開していきます。

     結末はある程度予想できますが、読み終わるとなるほどなあと感心してしまいました。

     これだけありえないことが起きながら、歴史的には一切影響していないという、見事な展開。

     韓国との歴史や幕末から明治までの歴史をしっかりと描きながら、奇想天外な伝奇世界を描ききるとは、荒山徹恐るべし。

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著者プロフィール

荒山徹

一九六一年富山県高岡市生まれ。上智大学卒業後、新聞社に入社、出版社勤務を経て、九九年『高麗秘帖 朝鮮出兵異聞 李舜臣将軍を暗殺せよ』で作家デビュー。その歴史伝奇小説の作風から「現代の山田風太郎」と評される。『魔岩伝説』『十兵衛両断』『柳生薔薇剣』で第二四、二五、二七回吉川英治文学新人賞候補。第二回舟橋聖一文学賞を『柳生大戦争』で受賞。『白村江』で、第六回歴史時代作家クラブ賞で作品賞を受賞、「二〇一七年 週刊朝日 歴史・時代小説ベスト10」で一位、「第七回本屋が選ぶ時代小説大賞」にノミネートされた。

「2021年 『神を統べる者(三) 上宮聖徳法王誕生篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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