明治時代の人生相談 (幻冬舎文庫 や 20-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 103
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344412231

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  • 明治時代の新聞のお悩み相談コーナーに寄せられた相談とそれに対する記者の返事、そして著者のコメント、突っ込みが延々続く。
    著者の突っ込みに対してさらに突っ込みたくなるような内容。

  • 状態:貸出可
    ※利用対象者:本学の教職員と学生に限ります。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    「奉公先で大飯食いと言われて」「極上々のハイカラになるには?」「乳首に毛があると妊娠できない?」「便所に落ちたら早死にする?」。恋愛、結婚、家庭問題、人間関係、健康上の心配、将来の夢、迷信に対する質問など、100年前の新聞・雑誌に投稿された人生相談を大量掲載。くすりと笑ってしまってから、思わず身につまされるお悩みの数々。

  • 明治時代の人達が雑誌に送った人生相談の内容とその回答、そして筆者の解説の三点セット。女性からの投稿が多いのはやっぱり全体数が多いんだろうな。読んでるうちにだんだん回答者のキレポイントがわかってきて、あーこの質問は怒るな、と思って回答読むと本当にめちゃくちゃけなしたりしていて面白い。
    それから、明治時代の女性の立場の低さを改めて実感した。この時代や、その後の女性達が頑張ってくれたから、今の自分の自由な生活があることを忘れちゃいけないなと思った。

  • 明治時代のリアルな新聞投書。
    当時の人たちの悩みが時におかしく、時にかわいらしく、さらにそのお答えもまたおもしろい。
    世相をうかがい知れる興味深い1冊。

  • 恋愛、結婚、家庭問題、人間関係、健康上の心配、将来の夢、迷信に対する質問など、100年前の新聞・雑誌に投稿された人生相談を大量掲載。
    明治時代というと私にとっては「大昔」ですが、うそ~と思うような内容から分かる分かると納得できるものまで様々。個人的には一番「三太九郎」の話が笑えました。確かに昔はサンタクロースなんていなかっただろうね。あとは今と違って純潔がすごい重要視されたんだなと感じました。ちょっとしたことでも冷たい目で見られて自由な恋愛なんてほぼ皆無だったんだなと思うと、ちょっと可哀想。あと握手ができないとかうぶすぎる!今が奔放すぎる気もするけど・・・。

  • 三太九郎・・・・・・!!!!

  • お、おもしろい…!!相談内容も返答も!軽くも読めるし真剣にも読める。生き辛い時代のような真面目で潔い時代のような。

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著者プロフィール

1945年、福井県敦賀市生まれ。早稲田大学仏文科卒業。夕刊紙『日刊ゲンダイ』編集部記者として30年間にわたって活動、現在はフリー。編著書に『明治時代の人生相談』(幻冬社)他。共著書に『東の太陽、西の新月』『明治の快男児トルコへ跳ぶ』(いずれも現代書館)。著書に『ポーランド孤児・「桜咲く国」がつないだ765人の命』『軍が警察に勝った日』『今ひとたびの高見順』(いずれも現代書館)など。

「2022年 『「昭和鹿鳴館」と占領下の日本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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