- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344412941
感想・レビュー・書評
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吉原のしきたりなどいろいろ知ることができた一冊。花魁のその後、この聞き役は誰だったのかも個人的には気になった。
今の時代に生まれて良かったとありがたみを感じることができた。 -
落語の廓話と比べると、遊郭の構造の裏側が描かれている。えげつない話になりそうなところを、品性を保ちつつ、一人語りの多数の証言を積み重ねる構成で、テンポが良い。偶然にもクリスティのオリエント急行の殺人を読んでいたのだが、それへのオマージュ的なものを感じた。華やかさの裏にある吉原の凄み、えぐみ、人情にヤられる。
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吉原の文化を、物語を通して楽しく理解できた。
沢山の登場人物がいるけれど、それぞれの語り口の違いが明確で、それぞれの人物像、景色が想像できるので、あっという間に読み終えてしまった。
結末を知ったうえでもう一度読みたい本。 -
内容というより、吉原のしきたりが分かったという意味で面白かった
言葉が現代語ではなく独特のなので、読みにくかった
ところどころ流し読みした
一度女性を選んだら他の女にのり移れ無い、まるで現代のホストクラブの様な仕組みだなと思った
吉原について色々知りたいと思った -
Audibleで。ちょっとびっくりしたおもしろさ。
吉原の人々に話を聞いて回りながら、かつらぎ花魁の事件の真相に迫っていくという体裁。事件の解決させるミステリーもおもしろかったが、吉原の風習や江戸の人々の考え、カルチャーなどが差し込まれるところが、二度おいしい感じ。
かつらぎ花魁のあっぱれな生きざまに、3度おいしい。
かつらぎおいらんを助ける周りの人々の情に、4度おいしい。 -
江戸っ子や花魁言葉に風情を感じる。
ただ、文章が最後まで聞き取り形式なので
私には違和感が。 -
さまざまな吉原で起こった事件の関係者たちが事件当時のことに想いを馳せて証言をしていくストーリーテリング方式でとても面白かった。
ただ事件そのものを理解するまで時間がかかるため、もやもやしたまんま事件の終着まで突っ走る感覚は好き嫌い分かれるかも。