悪夢のギャンブルマンション (幻冬舎文庫 き 21-5)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344413689

作品紹介・あらすじ

一度入ったら、勝つまでここから出られない…。勝負に勝って鍵を貰わないと移動できないように、建物がまるごと改造された裏カジノ。オカマ・ママのマッキーら四人は、恐喝に悩む仲間のためにここを訪れた。各部屋で待ち受ける、薄気味悪いディーラーと、巧妙な罠。借金は増える一方だし、死体にまで遭遇。ここから無傷で脱出できるのか。

感想・レビュー・書評

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  • おもしろかった!これまた一気に読んだ。木下半太の書く本はほんと読みやすくてテンポよくておもしろい!
    簡単に人がしにすぎて怖いけど、ヤクザものだしね。ちょっと、ラストに向けて失速気味な気がした。

  • 悪夢シリーズは何も考えなくていいから好き。

  • どんでん返しを狙いすぎて軽い感じの作品に仕上がってしまっている。
    もう少し重みがほしい。

  • 「木下半太」の悪夢シリーズ第五弾『悪夢のギャンブルマンション』を読みました。

    『悪夢のドライブ』、『奈落のエレベーター』に続き「木下半太」作品です。

    -----story-------------
    一度入ったら、勝つまでここから出られない…。
    勝負に勝って鍵を貰わないと移動できないように、建物がまるごと改造された裏カジノ。
    オカマ・ママの「マッキー」ら四人は、恐喝に悩む仲間のためにここを訪れた。
    各部屋で待ち受ける、薄気味悪いディーラーと、巧妙な罠。
    借金は増える一方だし、死体にまで遭遇。
    ここから無傷で脱出できるのか。
    -----------------------

    『悪夢のエレベーター』と『奈落のエレベーター』で活躍するオカマの「マッキー」と、『奈落のエレベーター』から登場したオカマの「ジェニファー」に加え、「ジェニファー」の元恋人でギャンブラーの「輝男」が新キャラとして登場し、ヤクザの経営する裏カジノ(ギャンブルマンション)で大活躍します。

    そして、ギャンブルマンションを経営するヤクザ「天竜会」の組長の息子で、実質的に「天竜会」を牛耳っているヒップホップかぶれの「天野涼介」を始め、麻薬取締官で囮捜査のためにキャバクラ嬢に変装してギャンブルマンションに潜入した「ユカリ」、「涼介」の横暴振りに耐えられず復讐を企てる組員たち、各部屋で客を待ち構えている不気味なディーラー… 等々、個性豊かなキャラが作品の魅力を高めていますね。

    各部屋で繰り広げられる手に汗握るギャンブル(イカサマ)の数々も面白かったですが、、、

    日頃の「涼介」の横暴な態度と残虐な行為に耐えられなくなった複数の人物が、それぞれマンションに保管されているギャンブルでの稼ぎ五億円と覚醒剤を奪おうと企てたところに、覚醒剤を取り締まろうとする警察も加わり大混乱… だれが味方で、だれが敵かわからず、入り乱れて争うシーンがテンポ良く描かれていて、一気に読めましたね。

    相変わらず小気味良い活躍をみせる「ジェニファー」が、イイ役どころをしています。

    「輝男」のギャンブル(イカサマ)のテクニックもなかなかのモノでしたね… 相変わらず殺人シーン等の残虐な場面が多いのですが、コメディタッチでカバーされていて、嫌な感じはしませんでした。

    正義は勝つ… スカッとするエンディングも良かったですね。

  • 面白くて一気に読んだ!

  • 一気読みしてしまう程、痛快でした。

  • 奈落のエレベーターに引き続き、マッキーとジェニファーが登場。今回はギャンブラーの輝夫を加えてギャンブルだらけのマンションに突入することになる。
    登場するひとたちが悪いひとばかりで、前作であんなに強かったジェニファーも苦戦ばかり。それにあまりに人が亡くなりすぎ。黒木という殺し屋?の残酷さが際立ってました。スカッとした終わり方ではなかったけど、敵が多すぎたなという印象。

  • 面白くて一気読み。
    もう少しイカサマ見破るくだりも見たかったけど。
    劇作家さんだからかもだけど、映画のストーリー読んでるようで、実際に映画化しても面白そう。

  • 悪夢シリーズ 第5弾

    またもやオカマのママ・マッキーが友人を助けるためにギャンブルマンションに潜入するも、騙され、仲間の輝男ちゃん、最強オカマ・ジェニファーとともに大騒動に巻き込まれる。

    ギャンブルブルマンションにヤクザ、麻薬取締官、反逆のディーラーと欲が渦巻き、最後に勝つのはずる賢いヤツだけ。

    マッキーは生きて帰れるか!?


    今回も騙し、騙され、展開がコロコロ変わり、楽しいです。
    エンタメ小説として最高!

  • 一度入ったら、勝つまでここから出られない…。勝負に勝って鍵を貰わないと移動できないように、建物がまるごと改造された裏カジノ。オカマ・ママのマッキーら四人は、恐喝に悩む仲間のためにここを訪れた。各部屋で待ち受ける、薄気味悪いディーラーと、巧妙な罠。借金は増える一方だし、死体にまで遭遇。ここから無傷で脱出できるのか。

  • 「悪夢」シリーズ やっぱり面白い。 いつも最期に裏切られる。意外な関係だったり、最期にホロッときたり、今回はスッキリ系。 ドラマの様な(ちょっと軽い)展開でスピード感もあっていいんだが、結構簡単に殺されるのがなぁ。 今回何人死んだのって感じ。

  • 主人公がアレだ。一人超人が混じってる。

  • 大国町の裏カジノマンション。当然、経営者はヤクザ。オカマバーのママ、マッキーは、借金に悩むイケメン客のために、その裏カジノマンションでのギャンブルに付き合うことに。同じくオカマのジェニファーとその元カレ、輝男も加わるのだが……。

    いろいろ出てくるイカサマが興味深くて楽しいです。全編に飛び交うベタベタの大阪弁とオカマ言葉、特にジェニファー、サイコー。

    あんまり元気じゃないときにはうってつけの本なのでした。

  • 細かいとこはすっ飛ばして読める娯楽作品。

    ギャンブルシーンの心理戦は痛快。
    でも、またもや最後の方はご都合良すぎ。

    主人公トリオ以外は案外あっさりと処理されるとこも驚き。
    それも裏切りとして楽しめばOK。

  • 読むのをやめるほどつまらなくはなかったけど、勢いで押し切る映像か舞台のほうが合いそうな気がする。
    とはいえ、そんなお手軽さ、読みやすさが良さなんですよねきっと。

  • 悪夢シリーズ。
    キャラクターは相変わらず強烈だが、他の作品に似ていて、盛り上がりに欠けたかな。

  • オカマのマッキー再び!
    つか、
    マッキーーボンちゃんなんですよねぇ。。。

    ヒロが脅されてるから、
    ヒロのお金を元金にして、
    ギャンブルマンションで増やして借金を返そうと画策し、
    マッキーに、
    あの、
    ジェニファーに、
    ヒロ、
    と、
    輝男とでギャンブルマンションに挑戦!

    1回入ったら最上階の5階まで登らないと出れない。
    各階に、
    ギャンブラーがいて、
    ギャンブル勝負をし勝たないと登れない。
    金は増えることもあるが、
    もちろん、
    減る、
    つまりは借金が増えることも多々あると。
    つまり、
    ブルース・リーの死亡遊戯的な?!

    もちろん、
    向こうはイカサマしてるわけで、
    こちらも、
    そういった対応で戦うのですが、
    オーナーを裏切ろうとしてる奴と、
    警察とが絡まりあって事態はてんやわんや!
    の、
    はずですけど、
    伝わってこないのねぇ。。。
    ちょっと、
    緊迫感とか読んでて感じられないのが残念ポイントかな。
    で、
    まさかですが続くのかな?
    悪夢シリーズってまだまだあるんですが、
    マッキーが主人公のってまだあるのかな?
    いちおう、
    読むけどねぇ。。。
    ちょっと、
    今回のが期待外れ感が強かったので微妙だなぁ。。。

    そもそも、
    なんでまたオカマをつかったのでしょうかね?
    使わなかったら、
    もっとシリアスにでもできただろうし、
    逆に、
    コメディにもできたんじゃないかな?
    マッキーに縛られすぎてるんじゃないかな。

    ジェニファーも前回よりも頑張ってるけど、
    強い!
    と、
    言うイメージが負けすぎてて無くなってしまったし、
    そもそも、
    格闘というか、
    腕力で強いキャラって必要じゃない気もします。
    オールミスキャスト?!

    発売当初は知らないけど、
    カイジをはじめ、
    ギャンブルを元ネタにした漫画や小説って結構あるし、
    おもしろいのも多い中、
    ちょっと、
    ネタ的にも弱かった。
    もっと、
    練ったギャンブルバトルを期待してたかな。
    そもそも、
    悪役も魅力あるキャラにできてなかったね。
    強そう、
    怖そう、
    なんですがそれだけって感じで、
    中ボスが、
    仕方なしにラストボスになっちゃってる印象がありました。

    読みやすいのはいいところなんでしょうけど、
    軽い印象が強まっちゃったんで残念やな。
    あー、
    密室の作り方もちょっと弱かったかもですね。。。

    まぁ、
    次に読む予定は、
    「悪夢の商店街」なんですが、
    商店街で何が起きるのでしょうね?
    たぶん、
    マッキーはでてこないだろうから楽しみにしている!

  • マッキー&ジェニファーに会えて嬉しかった。

  • 個性的な登場人物とハチャメチャな展開で、映画か舞台を見ている気分だった。

  • どこにでも死地があり好機がある。ちょっとした注意力の差が全く異なる結果を齎す。ストーリーはのっけから波乱の暗雲がたちこめている。挙措動作の一つひとつが冷や冷やぶくみで正視できない。最後までハラハラ感は止まらなかった。時間の経過とともに登場人物が重層的複雑に絡み合っていく。感情移入の主が次から次へと転変していく奇奇怪怪のパラレルワールド。小さな枝葉が笑わせ泣かせスカッとさせてくれる。最後の1行まで楽しませてくれる極上のエンタメだ。

  • 木下半太氏の文書は本当に勢いがあって面白い。よくこんなにもテンポよく書けるなと思う。今回は丸ごと裏カジノに改装されたマンションが舞台。勝てなければ上に進めず、最上階で勝たなければ外に出られないというまさに悪夢のマンションだ。取り仕切るヤクザの組長のドラ息子に、一泡ふかせてやりたいと画策する組員、腕利きの殺し屋に加え、キャバ嬢に扮した麻薬の囮捜査官まで現れ、閉鎖的空間でのドタバタ劇。ぜひ舞台でも見たいと思ってしまう。

  • 予想を裏切って、でも期待通り。
    もうちょっと最後でスカッとしたかったなぁ。

  • また、マッキーが出てて嬉しかったです。ジェニファーは、やっぱり最強だし、輝男との3人組いい!

  • 一度入ったら勝つまで出られない裏カジノにオカマ達が巻き込まれるお話。何度も大どんでん返しがあって面白かったです。

  • 一度入ったら、勝つまでここから出られない…。勝負に勝って鍵を貰わないと移動できないように、建物がまるごと改造された裏カジノ。オカマ・ママのマッキーら四人は、恐喝に悩む仲間のためにここを訪れた。各部屋で待ち受ける、薄気味悪いディーラーと、巧妙な罠。借金は増える一方だし、死体にまで遭遇。ここから無傷で脱出できるのか。

  • 全然ギャンブルしないし内容が薄っぺらい。流し読み

  • 何人も死人がでるのに、こんなに軽い内容でイイんだろうか?とも思うけど、この「悪夢シリーズ」は、どれもドタバタ感があってテンポ良く読めるので好きです。

  • マッキーとジェニファー、強い女の人って好きだなー♂

  • 途中までは面白かったんだけど、もう少しギャンブルのシーンを見たかったかも。最後はどんどん人が減っちゃうし。。

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著者プロフィール

一九七四年大阪府出身。作家。劇団「渋谷ニコルソンズ」主宰。主な著書に『悪夢のエレベーター』『悪夢の観覧車』などの「悪夢」シリーズをはじめ、『アヒルキラー』『裏切りのステーキハウス』など。『悪夢のドライブ』『サンブンノイチ』『鈴木ごっこ』他、映像化作品多数。『ロックンロール・ストリップ』映画化の際は、自ら監督も務める。「仮面ライダーリバイス」(テレビ朝日系列)では自身初の特撮作品メインライターに抜擢された。

「2022年 『オーシティ 負け犬探偵 羽田誠の憂鬱』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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