- Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344413726
感想・レビュー・書評
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内容としては甘い設定。そんな状態になっても病院に行かないなんてことあるだろうか。
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ミステリーというよりホラーに近い感覚。色々不鮮明なことが多く、読了後の気味悪さがなかなかに凄い。
主人公は虫などの生物と話せる少女、桂木涼子。彼女は悪魔の実験と称して母に少量のタリウムを日々少しずつ気付かれぬよう与えていく。さらにそれを匿名ブログで症状経過の報告をする。母が死ぬのが先か、周りや母が彼女の作為に気付くのが先か。スピード感のあるホラーサスペンス。
とんでもない話だが、ページをめくる手は止まらない。読了後の後味の悪さは折り紙付きだ。動物に対する残酷な描写もあるので、それが苦手な人は気をつけて。 -
なんとも興味深く読み進めるたびに続きが気になる作品でした!
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この作家の視点で書かれてよかった。切りこみが鮮やかで深い
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親の教育がなってない。良かれと思って殺してるんだよね、一種宗教にはまったみたいな感じ?しかし、だいたいこういう人達は自分は死なないんだよね。嫌なら自分が消えりゃいいのに。1人でね。
なかなかに今風で良かったが、こういう人達が増えない事を祈ります。元に戻せない事はしちゃいけないんだぜ。
なぜ人を殺しちゃいけないのか?その質問こそが答えだ。殺して良けりゃそんな疑問もわかない。 -
完全に中二病な少女のお話だった。幼い頃に可愛がっていた愛犬リトルを安楽死させた母親の影響で死に対する解釈が異常で、動物を安楽死することが良い事だと思ってるぶっ飛んだ子!怖い!
大好きな母親に毒を盛って殺そうとするなんて精神病みすぎでしょう。怖い怖い。
こういうお話を読むと本当人間が一番怖いし、善悪がわかっていない事も怖いね。 -
結局主人公の狙いは何だったのかしらん。
愛する母を苦しみのない世界で暮らせるようにするため?
好奇心を満足させるための実験?
なんだか実験したいがために、いろいろと言い訳をしてるんじゃないかしらんと思った。 -
物語云々より、とにかく動物が殺されるのが可哀想でダメ。新堂冬樹の作品は、エグさがあってもそれがエンターテイメントに昇華されているので好きなのだが、これは実際の事件が元になっているだけにそれがなく、キツかった。
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とてもではないけれど共感はできない話だった。読み終わってから思うが、よく全部読みきれたと思った。何を伝えたいのかがよくわからなかった。
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2011年11月