クヒオ大佐 (幻冬舎アウトロー文庫 O 101-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 91
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344413825

感想・レビュー・書評

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  • もしかしたら私の人生に於いても、未来は欠け落ちているのかも知れない。私はクヒオ予備軍か。不安になった。クヒオは駄目だが、女性たちも駄目な気がする。記者たちが女性性、男性性を云々する場面は注意深く読まなければいけない。それで、カワダって誰ですかって話ですよ。

  • これがフィクションだったらバカバカしすぎて読み進めなかったかもしれない。実在の人物をもとに書かれているというところに惹かれた。まさに事実は小説より奇なり、といったところか。

    どこまで実際の事件に基づいているのかがずっと気になった。こんな大ぼら、本当に語っていたのか。ホラを言うなら大きなほうがかえってバレないのか??

    ところどころに騙された女性を下に見るようなニュアンスがにじみ出ているのがちょっと気になった。とくに高瀬綸子のことをふたりして笑うという描写があるのだが、彼女はクヒオの嘘を知ったうえで我を通そうとしていたんだから、ムキになったとはいえそれなりの覚悟があったんだろう。もう少し騙された女性側の気持ち、なぜそんな途方も無い大ボラに騙されたのかについての描写があればもっとおもしろかった。

    アメリカの軍服にサングラスという出で立ちから、「マカロニほうれん荘」トシちゃんコスプレのローリーのイメージが離れない(笑)。

  • 名前と言い設定と言いもう凄すぎで、これに騙されるのって信じられない!って本当に思う。でも同じような視点で接する雑誌記者さんがどんどん関わってくるにつれて、なんか大佐本人も尽くす女も騙される女も、哀れは哀れだし、こういう人生もあるよなって気にもなってきた。

    作家氏ご本人の経歴からすると半自伝的側面もあるのかなあ?と思うと「更生をさせようとする」ってあんた何様やねん、とむしろそっちの視線や姿勢にムカっと来ちゃったくらい。

  • (2014-05-04)

  • いますよね、こういうどうにもならないひと。どうにもならないやるせなさが、ページのすみっこに始終ちらちら。もっと愉快なコメディかと思って手に取りましたが、あまりのダメダメ主人公にぐったりでした。首尾一貫したダメダメっぷりに拍手。

  • 他の人のレビューでは、低い評価が多くみられたが、自分は楽しめました。
    このクヒオ大佐のキャラクターが最高で、バカ丸出しな格好と行動なのだ。でも、だまされる女とその家族がいるという、現実は小説より奇なりというところ。
    自分の周りにクヒオ大佐みたいのいたら、友達になりたい。楽しそう。(相手はいやだろうけど。)

  • なんとなくこの人は人が嫌いなんだろうと思った。

    クヒオ大佐に騙される女性たちがいまいち理解できなかった。
    けど、妻に浮気がばれたら、相手が求める嘘を言えばいいという意味の言葉を思い出した。
    事実よりも自分が気分良くなる嘘が欲しいのだろうなあ。

  • 結婚詐欺師のクヒオ大佐。
    文章が(セリフ)がしつこくて、正直途中で飽きてしまった。
    なんとか読み終えたけどあまり楽しいお話ではなかったな。
    また読みたい、とは思えない。残念だけど。
    映画も見たい、とは思えなくなった。

  • 結婚詐欺をできる顔をもちたい。

  • 映画の予告を見て、借りてみたけど…。
    例え、騙されていたとしても素敵…っていう感じかと思っていたんだけど、文章で読む限り、ただの頭のおかしい人にしか思えなかった。映画だと、堺雅人さんが演じていることもあって、もっと魅力的な詐欺師として描かれているのだと思うけど、本は、正直面白くない。文章もイマイチ。

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