47都道府県女ひとりで行ってみよう (幻冬舎文庫 ま 10-6)

著者 :
  • 幻冬舎
3.21
  • (107)
  • (283)
  • (426)
  • (156)
  • (62)
本棚登録 : 4960
感想 : 443
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344416604

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 自由にあちこち行けないとついこんな本を手に取ってしまいます。いや国内ならもう出かけてもいいと思うんですが、なんというか臆病になったというか、二の足を踏むというか、う~ん面倒くさいだけかもしれませんが。
    で、人の紀行文を読んで楽しむ自分がいる・・・
    一人というのは、身軽で、気をつかう必要がなく、好きにできていいのですが、行った先々で色々気をつかうんですね。
    ファミリーやカップルで賑わうなか、一人でも十分楽しんでいるんですが、周りからはどう思われているんだろうとか、まだまだおひとりさまお断りの旅館があったり、気苦労はあるようです。
    だんだん慣れてきてそれなりに楽しまれていますが、後の方になると、義務的になり、毎月月末(毎月一県という決まり)になっているのがおかしいです。

  • もし私が筆者なら、見栄を張って書いてしまいそうなことも、正直に本当の気持ちを書いていて、素直な方で素敵だな✨✨と思いました!
    旅先にある、その土地の日常も書かれてい他ところも魅力的です!
    他の作品も買ってしまいました

  • この人の計画性の無さ、せっかく遠いところまで行ってるのにあまり楽しそうではない感じが読んでいてもやもやした。
    けれど、この本を読んで行ってみたい場所は増えた。
    これを読んでも良さが全く伝わらないので自分の目でちゃんと確かめたくなった。

  • 益田さんの旅エッセイ。私は折角の旅行やし1人でも色々体験してみようってなるタイプやから、益田さんの等身大な旅が新鮮。各々の旅スタイルで好きに動けるのもひとり旅の良い所。あと2県で都道府県制覇するから、その後はひとり旅で制覇しよかな。

  • 「何かを学ぶ、などにはこだわらない『ただ行ってみるだけ』の旅。」ふんふん。「せっかくだから」と、好きでもないことをしたり、無理しないというのには共感します。旅に正解なんてない。何でもあり!けれど、この方のアプローチは私とはずいぶん違うな、というのが正直な感想でした。
    おひとり様ブームの先駆け?当時は斬新な試みだったのでしょうが…。

    「やり遂げたこと」、「感動したこと」よりもずっと多く、やらなかったこと、諦めたこと、愚痴、不満、1人で行動する自分への自意識過剰ぶり…について書いてあります。周りから浮くとか、さみしい人と思われたくないとか、そんな理由で「やってみたい」に蓋をしてしまう場面が何度もあり、読んでいて大変歯がゆい思いをしました。

    また、何度も食べ物を残す描写には心底腹が立ちました。粗末にされた金沢の海鮮丼、岡山のシャコ、仙台の厚切り牛タン、帝国ホテルのステーキサンドイッチ…。好き嫌いが多い著者なりに、挑戦してみただけでも偉い?のかもしれませんが、1人旅だから代わりに食べてあげる連れ合いもおらず、廃棄された食べ物が不憫で不憫で。作ってくれた方やその土地への敬意が感じられず、はっきり言って不快でした。単に私が食いしんぼうなだけかもしれませんが、本を読んでいてこんな気持ちになるなんて!とある意味で発見でした。

    一方で、陶芸体験や美術館めぐりなど芸術に触れる経験、いきなり団子や梅ヶ枝餅などの和菓子についての文章は素敵だったので、益田さんが心惹かれたものについてもっと読みたかったです。このタイトルに惹かれて本書を手に取る方は、そういうものを期待しているのではないでしょうか。読む前のあのワクワクした気持ちを返してほしい。

    なんだか、47都道府県の不満を延々と読んだので、つられて自分まで粗探しモードになってしまいました。

    益田さんの作品を読むのは4冊目。今までその繊細な言葉選びに好感を持っていました。が、この本を読まなければ、益田ミリさんをもっと好きでいられたのになぁ、と残念な気持ちです。

    誰かの旅の記録を読んで、楽しい気分になりたい人にはおすすめしません。

    [覚え書き]茨城の偕楽園公園は世界第2位の広さ。1位はニューヨークのセントラルパーク。

    • miyacococoさん
      Kikiさん、いいねありがとうございます!私はこの本が初めての著者作品だったので以降は苦手作家さんに分類して読んでいません。作品との出合いの...
      Kikiさん、いいねありがとうございます!私はこの本が初めての著者作品だったので以降は苦手作家さんに分類して読んでいません。作品との出合いのタイミングって大切ですね~
      2023/09/02
  • 益田ミリさんの作品はこちらが初めてです。

    題名の通り著者自身が全国各地自分の足で行く話です。
    私も1人で遠くに行ったりするのが好きなので、題名に惹かれ読みました。

    益田ミリさん本人の思うことが素直で面白くて、ちょっと控えめな性格がポロポロと出ているところが人間味を感じました。私自身益田ミリさんと似たような性格を感じましたが、こうやって客観的に読んでみると少し器の小さい人間に思えてきました。それでも口にしないだけマシかなとも思います。

    この本の良かったことはその日現地で過ごした金額や買った物をメモしてくれてるところがなんとなく参考になりありがたいです。
    また、益田ミリさんは現地の有名な場所に行くのではなく、たまたま目に付いたところだったり流れで目的地に行くので何にも縛られず自由なところが羨ましく感じました。誰かとずっと一緒にいるあの緊張感が私は嫌いです。1人旅の良いところはそういうところだと改めて気付かされました。

  • タイトルを見て私自身が一人旅をすることが多いので行ったことのない都道府県で気になる場所はないかと思い読んでみたらネガティブなことばかりで残念でした。

    日記のようなエッセイなので自分の気持ちを綴るのはわかるのですが全体的にネガティブな言葉が多く、楽しかった、良かったなどプラスの感情が少なかったです。
    月に一度の旅を遂行したことは素直にすごいと思いましたが行きたくないのなら行かなければいいのにとさえ思ってしまいました…。

  • 最近は重ための本ばかり読んでたので、気分転換に。

    私もある時大学生のうちに47都道府県を制覇しようと意気込み、大学5年の2月にして残すところあと2県(富山と和歌山)となったのだが、毎度周遊旅をして県数を稼いでる私とは違ってこの本では作者が一つ一つの県をじっくり味わっており、こういう旅も良いものだなと思った。

    歳を重ねるにつれて旅の楽しみ方も変わってくるよね。
    その変化を感じられるのが一度行ったことがある場所に旅行する醍醐味だと思っている。

  • 自分の故郷、今住んでいるところ、行ったことがあるところの順番で読み進めた。
    観光目当てではなく、ただ行くだけの旅というわりには、しっかりと観光地やご当地グルメを押さえていて、毎回次はどんなとこに行くのか、どんな食べ物が出てくるのかとワクワクした^ - ^
    47都道府県全ての四コマ漫画もあり、とても読みやすくて、コントのようなエッセイで面白かった!!

  • 旅したいなぁ。ミリさんは全県制覇してすごくお金がかかったらしいけど、お金をかけない気軽な旅というのもあると思う。私はまだ九州7県と他いくつかくらいしか行ってないけれど、そのうち残りのいくつかでも行けたらいいなと思いました。つまり行ったことのない場所の話はよくわからない(笑)

全443件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。イラストレーター。主な著書に『欲しいものはなんですか?』『みちこさん英語をやりなおす』『そう書いてあった』『今日の人生』『しあわせしりとり』『すーちゃん』シリーズ、『マリコ、うまくいくよ』『僕の姉ちゃん』シリーズ、『スナック キズツキ』『ツユクサナツコの一生』『ヒトミさんの恋』『ランチの時間』等がある。

益田ミリの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×