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- Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344418363
感想・レビュー・書評
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なんて救われない話…が第一印象。でも、忘れられず、そんなこともあってしまうのだろうとふとしたときに思い出してしまう「夕立のあと」「ヨーグルトをください」。「向日葵の迷路」と「ビザールラブトライアングル」は植物の生きている感じが懐かしく、また、子供の自分と今の自分のシンクロがとても暖かい。
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繊細な描写から美しい情景が浮かんできます。
いや、文章が美しいのかもしれません。
若干見慣れない漢字が多用されますが悪くは無いと思いました。
【向日葵の迷路】母を亡くした少女を憐れに思った向日葵達が起こしてくれた奇蹟。
【ヨーグルトを下さい】お化けなの?お化けでしょ!?で、ヤッパリお化け‼︎?
【夕立のあと】主人公と一緒に違和感の正体を突き止めましょう。
【赤い実の川】読んだあとに思ったのは『もう少し泊まっていけば良いのに』でした。
【ビザール•ラブ•トライアングル】大変な人生なのに心の充実感が登場人物達から滲み出てます。
全編通して、何か切ないけど何かに満たされていると感じ取れました。