甘味屋十兵衛 子守り剣 (幻冬舎時代小説文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 60
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344418790

感想・レビュー・書評

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  • 全体的にご都合主義すぎる…和菓子好きなのにあまりそそられない。しかも終わり方…ひどい。

  • 国許で暗殺されかけた主君の側室とその娘を守るため、江戸へ逃げて、得意の菓子つくりで菓子店「笑福堂」営む主人公。時代小説+料理(菓子)ということで気になって読んだもの。ちょっと読みづらく苦戦し、登場人物の境遇もよくわからないところが多かった。なんで母娘は狙われてるんだろう。殿様はなぜ二人を助けないのか。次の巻には書かれているのかな。

  • 【腹減り度】
    ☆☆
    【1番美味しそうだったもの】
    黒みつあんこのところてん

    *感想*
    全体的にすごいテンポで進む。第4話なんてもはや総集編、ダイジェスト版のようだ。1巻目だぞ⁈
    紙芝居屋さんとかこんなかんじなのかなぁ。次回をまて!的な。男らしすぎるざっくばらんな〆方は嫌いじゃないけど唐突すぎるわい、って感じも。
    訳ありな主人公の過去や今に至る経緯も端々で描かれるものの、全貌は見えず。タイトルは子守り剣だけど中身はそうでもない。
    キャラクターは皆裏表なくて結構好き。純情兄貴の松三がお気に入り。

    最初は白玉だったのに最終話で生かすてらまで行ったのはハイカラすぎやしませんか。「生」かすてらと武士。ううむ凄い取り合わせ。

  • 命を狙われる幼馴染の母娘(藩主の側室と幼い娘)を守って脱藩し、江戸で和菓子屋を営む主人公、「小野十兵衛」

    藩から追手が来たり、和菓子屋のライバル店から邪魔されたりと苦難はありますが、主人公は剣の腕も菓子作りの腕も立つので、次々と乗り越えます。
    ちょっと話が広がりすぎなのと、ご都合主義な感じはしますが、登場人物が魅力的なので面白く読めました。

  • お気に入りの牧秀彦
    まさかのお菓子作りの話
    でも、過酷な境遇をうまくからめ
    いい物語を・・・

  • ワケありの元お侍さんが店主という設定は、塩梅屋李蔵さんシリーズと似てますが、妙に武術についての記述がマニアックだったり、武闘シーンに力が入っているあたりが、男性作家と女性作家の違いなんですかね。武術についての詳しい説明のわりに、お菓子は至ってシンプルで、李蔵さんシリーズでは料理の意匠をとことん凝らすのとこれまた対照的です。
    まだ触りだけなので、よく分からないところも多く、話の展開が速すぎて、面白いのかどうかも分かりません。次巻も読んでみますかね。

  • 201407/訳ありのとある母子を連れて脱藩、江戸で和菓子屋を開いて…という設定も、主脇とも登場人物達のキャラもいいのに、物語的にはいまいち惜しい。脱藩設定が思い出したかのように途中途中で挟まり、かえって物語の拡がりへの足枷に感じる。とはいえ、登場人物達の行く末が気になるのでこの先もう少し読んでみたい。

  • 読みやすくキャラも立っていて続きが読みたい。特に脇役が面白い。急に終わっているが続編ありきで書いたのだろう。これから活躍しそうな面々だが続編はないのか?剣豪ものとは違った江戸物の魅力があると思うが評価が低くて意外。

  • 十兵衛が作る菓子が評判の深川 笑福堂。妻と子の3人暮らしだが、実は主君の側室とその娘。刺客から逃れ2人を守るのが十兵衛の使命。最近はハード路線からソフト路線に変わってきた作者。しかし武張った文と武への拘りとユーモラスな展開がかみ合わずいまいち。この設定も刺客から逃れ母子を守る事と店を有名にし繁盛させる事の矛盾が引っかかる。武の戦いもお菓子対決も中途半端にケリがついてしまい消化不良。説明的な短文で雑とも思える語り口と展開が気になり、芯も定まらずキャラなども生きていない。ハードな頃の方が良かった。

  • シリーズ第一弾
    国許の側室遥香とその娘.智音を暗殺者の手から守り、生計を立てるため
    甘味屋として江戸を生きていく、幕末の激動期の設定
    色々な理解者、そして敵対者、今回も刺客との対決途中で終了

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著者プロフィール

1969年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。6年間のサラリーマン生活を経て、剣と創作の道を突き詰める時代作家業に挑み現在に至る。「辻番所」(光文社文庫)、「算盤侍影御用」(双葉文庫)など、人気シリーズ多数持つ。

「2016年 『江戸常勤家老 隼人の剣 ③』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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