星の河 女だてら麻布わけあり酒場9 (幻冬舎時代小説文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344420342

作品紹介・あらすじ

店に現れた南町奉行・鳥居耀蔵をきつい口調で追い返してからというもの、落ち着かない日々を過ごす小鈴。完全に敵となった鳥居は次に何を仕掛けてくるのか。そして、日之助が噂の盗人・紅蜘蛛小僧だという鳥居の指摘…。母に惚れた男たちの人生が狂ってゆくのを、やるせない思いで見つめる小鈴にさらなる悲劇が-。大人気シリーズ第九弾!

感想・レビュー・書評

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  • 内容(「BOOK」データベースより)
    店に現れた南町奉行・鳥居耀蔵をきつい口調で追い返してからというもの、落ち着かない日々を過ごす小鈴。完全に敵となった鳥居は次に何を仕掛けてくるのか。そして、日之助が噂の盗人・紅蜘蛛小僧だという鳥居の指摘…。母に惚れた男たちの人生が狂ってゆくのを、やるせない思いで見つめる小鈴にさらなる悲劇が―。大人気シリーズ第九弾!

    令和2年4月15日~16日

  • 20180218読破

  • やっぱり風野さんは、良いキャラクターでもあっさり殺してしまう。
    星川さんの最期に、号泣した。
    自分でもびっくりするぐらい泣いた。
    多分、自分も星川さんのようにしつこく一途に恋するタイプだからだろう。

    ああ、次で最終巻だなんて。
    星川さんのいない最終巻だなんて。

    ☆5つ。

  • 惚れた女性の意思を継いでその娘さんを見守っていた元同心さんが、彼女とその周辺を守るために亡くなりました。
    敵を倒すために大好きだったお酒も止めて、毎日鍛錬を積んでいたんだから本望だろうね。
    何事かをキチンと成し遂げてこの世を去ることができる人がどれだけいるんだろう。
    …そう思ったお話でした。

  • 2014.01.30. 読了

  • 第九弾
    物語はいよいよ佳境に、日之助を助ける策略を中心に展開、しかし最後は星川が凶刃に
    終章に向けて物語が進む

  • 漸く縦糸である大きな話に物語が収束してきたと思ったら、急展開。最後は「ほんとかよぉ、えー」っていう感じで、今までのノホホンとした8冊からは想像できない終わり方だった。最終巻はいったいどうなるのであろうか?気になる。

  • 日乃助が紅蜘蛛小僧だと疑われ牢に入った。微妙な均衡が保たれてきた酒場が激しく揺れる。鳥居の正体が明かされた事で話が一気に動き出しました。今巻では酒場での細かな謎解きはなく、大塩・鳥居・遠山と逃がし屋の面々が追い追われクライマックスへ導く激動の話となりました。 その結果、風野作品としては思わぬ顛末となりびっくり。タイトルが意味深だったな。この感じだと次巻・その次ぐらいで終りだろうか?鳥居の抱える秘密が鍵になりそうだ。サプライズだったのは意外なところで耳袋シリーズと繋がっていたこと。読んでニンマリ。

  • 女だてら 麻布わけあり酒場9。
    次でシリーズ終了とのこと。

    各話の小さな事件の謎解きの後ろで進んで来た、大きな流れが激しくなる。
    ずっと続くかに見えた4人と常連さんとの楽しい時間も、呑み込まれていく。
    「穏やかな日々」「金の卜伝」「妖怪裁き」「もう一人の紅蜘蛛小僧」「動き出した夜」の五章。

  • 話が佳境に入ってきました。
    ラストは「えーっ」って感じで(この巻のタイトルからして・・)、次巻を早く読みたくなります。

    「耳袋秘帖シリーズ」に出ている、“あの人”が何気に出てきて、ニヤリ。

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著者プロフィール

かぜの・まちお
1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『わるじい慈剣帖』(双葉文庫)、『姫は、三十一』(角川文庫)『大名やくざ』(幻冬舎時代小説文庫)、『占い同心 鬼堂民斎』(祥伝社文庫)などの文庫書下ろしシリーズのほか、単行本に『卜伝飄々』などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、『耳袋秘帖』シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」(宝島社)では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。絶大な実力と人気の時代小説家。本作は「潜入 味見方同心」シリーズの完結作。



「2023年 『潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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