尾瀬・ホタルイカ・東海道 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 77
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344420618

作品紹介・あらすじ

紅葉の季節に訪れた尾瀬。滑川で深夜のホタルイカ漁見学。強迫神経症並みに苦手な"歩くこと"に挑戦した、東海道五十三次ウォーク。それぞれの道中で見たもの、食べたもの、発見したこと、交わした会話

感想・レビュー・書評

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  • 本が好き!様からの献本でいただいた一冊。

    銀色夏生さんによるご自身の、、尾瀬、ホタルイカ漁、
    そして東海道ウォークの旅行エッセイ(写真付)になります。

    実は銀色さん、詩人としてのお名前は知っていたのですが、お初です。
    学生の頃気になっていた人が好きで、勧められたりもしたのですが。。

    今回は詩集ではなく、エッセイの形態をとられています。
    スッと言葉が入ってくる感じは、さすが“言葉”を扱う人だな、と。

    どこか突き放したような雰囲気も見てとれるのですが、
    決して冷たいわけではなく、淡々と積み重ねている感じでしょうか。

    また、要所要所で挟まっている写真も印象的だなぁ、、
    と思っていたら、写真家としても活動されてるのですね、なるほど。

    銀色さん初体験でしたが、さらさらと読めました。
    雨の日などにふとページを繰りたくなる、そんな一冊だと思います。

    ん、個人的には、東海道五十三次ウォークが意外と興味深く、
    日本橋から京の三条大橋まで、歩ききったら楽しいだろうなぁ、なんて。

  • 「天ぷらにソース」と一緒に友人が貸してくれた。本書の後半が東海道ウォークというところがかぶっていたわけだが、食の方言に関するくだりはなし。それよりも既読「東海道でしょう」を別視点から見ることができて良かった。

  • 20150510 始めて読んだ。旅のエッセイなのに普通の視点でない記録。面白く読めた。

  • 病院の待合室にあって読み始めたのを、うっかり持って帰って家で読みきりました。最近の銀色夏生のエッセイが、くどくどして読みづらいと思っていたのですが、これは割とさっぱりしていて楽しく読めたました。
    明日返そう。

  • あの虫くんとの出逢いが、尾瀬旅行に菊池さんが連れてきたとこから、始まったんだ。なんでもポジティブなことしか言わなくて、恋に関してはやたらロマンティストな虫くん。
    この本は、ウォーキングの記録のエッセイ。
    東海道53次を歩くために、わざわざ新幹線の始発に乗っていくなんて、
    すごいエネルギーだわ。
    相変わらず、パワフルな銀色さんでした。

  • 「つれづれ」だけだと虫くんの登場とやりとりがなんだかとても
    唐突に感じていたのだけれど、この本で解消。
    銀色さんでなくても、突っ込みどころ満載の人だったのだと。

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著者プロフィール

詩人・エッセイスト。作詞家としてデビュー。その後、詩人として数々のロングセラー詩集を発表。エッセイ・シリーズ「つれづれノート」が好評を得る。

「2023年 『退屈ピカリ つれづれノート43』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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