婚約中の侯爵を奪うには (ラベンダーブックス)

著者 : キャット・マーティン 五十嵐とも子

• 幻冬舎 (2013年9月26日発売)

作品紹介・あらすじ

18世紀、英国。伯爵令嬢のキャスリンは強欲なおじの策略により、病院に閉じこめられていた。決死の覚悟で脱出し、逃げつづけた後、高級馬車の荷物入れに身を隠す。そんな彼女を保護したのは、リッチフィールド侯爵ルシアンだった。体を洗い、着替えたキャスリンを見たとたん、ルシアンはその美しさに目を奪われる。そして彼女を城に滞在させるうち、ますます欲望をかきたてられていく。けれど自分には婚約者がおり、やがて結婚する身だと自らに言い聞かせ、衝動を抑えていた。そんなある日、キャスリンを連れ戻そうと警官が押し寄せる。絶望した彼女を力づけるため、ルシアンは熱いキスをし、必ず助けだすと約束するが…。波乱つづきのノンストップ・ロマンス!

感想・レビュー・書評

[(´ｰ｀)さんの感想 · 2021年7月13日]

「さらわれた公爵家の花嫁」のヒーローの友人が主人公。

後見人である叔父に精神に問題アリと病院に閉じ込められている伯爵令嬢のヒロイン。
決死の覚悟で逃げ出したところを侯爵であるヒーローに救われる。

ヒーローはヒロインに惹かれるが、彼には結婚を決めた相手が居た。
結局はヒロインがヒーローを罠に嵌めたカタチで二人は結婚することに。
これはヒロインの立場からも仕方ないかなと思うけど、その後も医療の研究をしたい、病院に残してきた少年を救いたい、と悪意は無いんだけど我儘なヒロインでした（笑）

最後は詰め込みすぎてバタバタしてたかな。

[usadon2162さんの感想 · 2016年5月27日]

面白かった　　ヒロインがヒーローをだます　私はアリだと思う　あんなとこ（又はそれ以上に劣悪）に送り返されるくらいだったら、なんだってやるだろう
この邦題だとヒロインに悪意が…と思ってしまう　原題：Silk and Steel

[kina-koiさんの感想 · 2014年1月5日]

財産目当ての叔父によって 精神病院に入れられたキャスリン・グレイソン伯爵令嬢と、偶然助けたリッチフィールド侯爵ルシアン・ラファエル・モンテーンのロマンス。
最近では一番面白い ヒストリカルロマンスだったが、ヒロインが罠にはめて ルシアンと結婚したり、医学の道に執着しすぎる事とかに納得できない展開があり、消化不良な感じがする。