狂う (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 143
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344420960

作品紹介・あらすじ

母校から届いた高校同窓会名簿。両親から莫大な遺産を受け継いだ鳴沢はすぐさま比奈岡奏絵の項を開いた。かつて札幌在住だった彼女の連絡先が今回は空欄だった。その瞬間、彼は強烈に憎悪し、連続殺人鬼と化した。冷酷の限りを尽くした完全殺人の計画は何のためだったのか?青春の淡い想いが悲しくも愚かな愛の狂気へと変貌する傑作ミステリ。

感想・レビュー・書評

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  • 資産家のドラ息子が、ある目的のため、女性たちを凌辱殺人を繰り返す。

    結構引き込まれました。
    最後、そんな理由で殺人を繰り返したのかと、
    もう一つ、高校の同級生女性の末路が面白かったです。

  •  同じ猟奇殺人にしても『デッドマン』河合莞爾著よりは怖い、不気味な人物、行為は薄気味悪さを感じさせてくれる。小説としてはコロンボみたいに犯人登場からのストーリーなわけだが、その違いは最後に殺人の動機が明かされることにある。なんだか狐につままれたような・・・それはないだろう(笑

  • 倒叙でもあり、読者は犯人を知った上で読み進めるが、どうにも動機が判明しない。それどころか犯行においてのいくつかの不可解な行動も理由がわからない。 最後まで「理由」が謎である事が、読ませる小説になっている。そのミッシングリンクが明かされる瞬間が非常に気持ちがいい。 絶望としかいいようのない展開で、やはりこれもまた絶望を味わうためのミステリ。悲劇でしかない。ある意味では人間の深層の病理をかなり繊細に描いているようにも思える。

  • 読んだ事あった。
    初回の感想はおぼえてないけど、2回目読んでみるとちょっと都合が良いだろと思えるところが散見。
    でも、主人公の狙いと、結末。これはさすが西澤さんでした。

  • 引き込まれ方は良かった。 その証拠にサクサク読み終わった。 個々のキャラの心情とかもっと欲しかったな。 殺された人達サラッと流され過ぎ。結末がなんかね。

  • 2015年6月29日読了。
    2015年84冊目。

  • 150721

  • あることをきっかけに猟奇的な連続殺人事件を犯す犯人が主人公です。概ね主人公視点で物語は進行します。殺しの描写がグロいです。注意しましょう。殺しをはじめる動機が薄いように思えてモヤモヤしますが、タイトル通り狂っているなら理解できない動機でも良いのかもしれません。オチがわりと良かったです。

  • 犯人も手口も最初からわかっているのに、その動機が曖昧にしてわからないまま進む連続殺人。正確に言えばきっかけは見えているが、一体何がしたいのか目的が曖昧で、ホワイダニットのミステリ、というところ。到底同調できない主人公だが、悲しすぎるどんでん返しがラストで胸を打つ。タイトル通りの作品。

  • 非常に男性的でハードだった。
    猟奇的連続殺人までの動機は曖昧で弱いが、
    陵辱シーンの後味の悪さは読み手としてアタリ感があった。
    オチは意外性があり、驚きだった。
    改題前の『彼女はもういない』の方がしっくりくる感じ。
    ま~あまり他人様にお薦め出来る内容ではない。

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著者プロフィール

1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒業後、高知大学助手などを経て執筆活動に入る。『聯殺』が第1回鮎川哲也賞の最終候補となり、’95年『解体諸因』でデビュー。近著に、『回想のぬいぐるみ警部』『悪魔を憐れむ』『探偵が腕貫を外すとき』など。

「2017年 『新装版 七回死んだ男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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