- Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344421776
作品紹介・あらすじ
父が遺した謎の手帳を見るなり姿を消した憧れの先生。高校生の悠奈はたまらず後を追うが、やっと再会したのは別人のように鋭い眼の冷たい男。さらに「お迎えに上がりました」と現れた男達に連れ去られ…。次々と悠奈に降りかかる事件は、やがてある村の失われた神事と父の死の真相へと-。すべての鍵は私が握る!?超ドラマチックミステリー!
感想・レビュー・書評
-
亡父の書いた本がきっかけで仲良くなった非常勤講師・津田の突然の退職にとまどう高二の悠奈。
ふとしたことから津田の住所を知った悠奈は、遠方にある津田の自宅を一人で訪ねていく。
ところが悠奈は突然拉致され、自分の出自を巡る騒動に巻き込まれることに。
しかも12年前に事故死した父親も関係していることがわかり・・・。
普通の女の子が、突然ドラマチックな騒動に巻き込まれるジェットコースターストーリー。
誰が敵なのか、誰を信じていいのかわからない、二転三転する物語にひきつけられます。
次から次へと謎が出てきて、孤立して逃走し挙句の果てには殺されそうになり・・・ハラハラしながら読みました。
「地位も名誉も財産も、ほしかったら自分で手に入れればいい。いつだって、一から始めてやるよ」というある人物のセリフに、このお話の言いたいことが全てつまっています。
古い因習に捕らわれず、ちゃんと普通の日常に戻ることのできた主人公の清々しさが眩しいお話でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
書店モノと並ぶ大崎氏の得意とする、地方に残る風習に子供が巻き込まれるシリーズ。
目まぐるしい展開の変化と、関係者たちの立ち位置がなかなかハッキリしないもどかしさとスリルに引き込まれます。
大崎作品の中でもかなり上位に入る面白さだと思う。 -
時々図書室で、高校の非常勤講師・津田先生と語り合っていた運動系少女、悠奈。その津田先生が急に学校を辞めてしまう。住所が父の手帳にあったメモと同じだったこともあり、追いかけて行った先では、学校と全然違う軟派な男が“津田先生(タカ)”だという。
おまけに、黒服の怪しい男たちに連れて行かれ、逃げた先では命を狙われ…
二転三転するストーリー展開、
父の死にまつわる謎、
脇役や津田先生のキャラクターなど、
興味深く読み進められました。
表紙と最初の数ページを読んで購入を決めた作品。
ただし主人公の女の子、悠奈の、
思考や行動がとても幼く感じるのが気になりました。
高校2年生という設定ですが、
中1ぐらい、あるいは小学生にも思えるくらいです。
急展開するストーリーについていけないという
表現の一端かもしれませんが、
気に入りませんでした。
ストーリーとしては☆4-5ですが、
主人公が気に入らなかったので☆3です。 -
面白かった。
なんだか爽やかな感じ。 -
展開が早く勢いもあるので、一気に読めた。面白かったー。最後も納得のいく終わりかただったし満足。
-
【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
少女コミックとアクション映画の中間みたいな感じ(語彙)。話が二転三転してないけどしてる風で、その辺の展開はスピードもスリルもあって満足。