給食のおにいさん 受験 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344423695

感想・レビュー・書評

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  • 前作で終わってもよかったかな。そう思えるくらい今回の作品はピントが鈍いような気がした。

  • 2021.08.28

  • 2020年10月9日
    長い。
    おんなじようなことをずっと繰り返している。
    それだけ突破口がつかめなかったということだろうけど。
    文章の言い回しや、含みになじめないところが多々あった。洒落てる感じを出しているのか、最後まで書いて無くて、ん? 意味不明というのは、私が悪いのか。
    異食というのは初めて知った。ググってみた。思えば私も中高と異食をしてた。指の皮を噛んで食べたり、消しゴムをかじったり…プラスチック消しゴムでなく、昔ながらのゴム臭い消しゴムが好きだった。
    いつのまにか治っている。ほっとした。
    で、最後にやっとテーマがわかった。
    多感な年頃のいろいろ。

  • 「卒業」までの3作ほどおもしろくはなかった。
    なんなの、あの生徒たち。
    「卒業」で惜しまれつつ終了してた方が良かったんじゃないか、とも思う。
    ささめのことは応援してるし、毛利もまた登場して嬉しいけど、なんかな~。
    味方になってくれる先生がもっと出てくればいいのに。
    ホテル給食を残すなんて許せない!

    シスター入江の10年前の雑誌記事が気になる。
    「浪人」で明らかになるのかな。
    っていうか、「浪人」もまたこの学校が舞台なのか?

  • 舞台が小学校から、お嬢様女子中学校へ。モヤモヤにイライラが加わり、今回も読後はいまいち。毛利さんも出てきたので、そこは安心感ありましたが…私にとっては何とも言えない作品です。

  • 生徒たちの問題が、異食症とか、身近でなくても何だか他人事じゃなく感じられて、濃やかで、完成度の高さを強く感じた。やっぱり大すきなシリーズ。毛利さんの栄養バーが健在で根深いなあと思う。ホテル給食としてデザートにケーキまで出て来るって華やかで凄いなあ。メニューのバリエーションが豊富で、ナイフとフォークの堅苦しさを感じるよりも、毎日の給食が楽しみになってしまいそうと、ダイエット的にはつらそうだから物語として割り切った上で思ってしまった。実際にこんな風だったら、残すことは罪悪感があって難しいから朝と夜で調整かな。

  • 少し無理やりの場面展開ではあったけど次の巻がたのしみ。

  • 自分の店を出すという夢を叶えるためにホテル・マイヤーズ東京で働き始めた主人公・佐々目宗は私立学校に向けてホテルメイドの給食を提供する給食課に配属された。
    渋々向かった女子校には我がままなお嬢様ばかり。豪華な給食に太るからと言って食べようとしない、仲間に合わせて生活することにストレスがたまる、学校の「神」と呼ばれ、みんなから好かれている中園がみんなの神でいることにストレスを感じ、異食症になるなどの問題を抱える。
    そんなお嬢様達の問題を解決するために主人公は食育授業で食べることの大切さ、生徒達が抱えている問題にアドバイスをしていく。食育授業を終えて、残菜率はほとんど変化なかったものの、これからもホテル給食を食べたいと望む生徒が増え、今後のホテル給食への可能性が見えてくる。

    主人公が我がままなお嬢様達に給食を食べてもらえるよう、食育授業で「食べることは生きることと同じ。消化するのに時間はかかっても友達がいれば辛いこともどんなことでも消化できる、強くなれる。みんなの消化を助けてくれる人は友達だけではない。家族、見守ってくれるたくさんの人・・・。」と食べることの大切さについて熱く語っている場面が感動した。
    食べ物で人の心を動かす主人公はすごいと思った。

  • だいたいこういうシリーズは、舞台が変わると面白さが失速しがちなのだけど、給食のお兄さん…いや、お兄さま、面白かったです。すごい!
    毛利が出てきたのは驚いたけれど、良いスパイスではあったかなあ。嬉しいような、あのまま終わっていて欲しかったような、そんな気持ちにはなるけれど。
    続きも楽しみ!
    2017.08.03

  • 夢を叶えるためホテルで働き始めた宗だったが、一流の味を学校に提供する「ホテル給食」課に配属される。渋々向かった女子校で彼を待っていたのは、舌の肥えた我がままなお嬢様ばかり。豪華な給食にも「太る!」と全く手をつけない。元給食のお兄さんのプライドに懸けて、宗は彼女達のお腹を心を満たすことができるのか。大人気シリーズ、第四弾!


    前作の終わりが、給食のおにいさんを卒業してホテルで働き始めることになる!だったので、

    せっかく今まで面白かったのに卒業して
    今度はホテルの話になるのかな、と思っていたが、
    ホテル給食とは!そうきたか。

    今度の舞台はお嬢様学校。
    新たなキャラクターも出てくるけど、

    やっぱり今までの小学校が舞台の方が面白すぎて
    全力で面白かった、といえないのが残念。

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著者プロフィール

東京生まれ。1996年、脚本家デビュー。1999年、テレビドラマ「入道雲は白 夏の空は青」で第16回ATP賞ドラマ部門最優秀賞を受賞。2013年、『給食のおにいさん』で小説家としてデビュー。同作はシリーズ化されている。他著に、『キッチン・ブルー』『イメコン』『バー極楽』など。

「2020年 『二人がいた食卓』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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