ストーリー・セラー (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 10314
感想 : 667
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  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344424135

感想・レビュー・書評

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  • 女性作家と、彼女の大ファン読者でもある夫との物語。Side:AとSide:Bでは景色と着地点が変わるのが本書の持ち味となっている。

    有川浩氏の特徴である、題材の発想の素晴らしさ、胸キュンキュンで甘い会話♡ ファンが多いのは頷ける。本書で読むのは5作品目。。。

    【※以下、辛口】私にはこの文体が合わないと、再確認。少女マンガ風のテンポの会話、心の声の描写が苦手。

    「阪急電車」は大好きなんだけど、それと同等の甘過ぎない作品があったら、ぜひ知りたい!

  • う〜ん…凝りに凝った構成なんだけど
    女性作家と伴侶、小説中に小説、そしてそれさえも小説?みたいなマトリョーシカ恋愛小説(*_*)

    今さらですが有川浩さん女性だったのね笑

    もしかしたら有川さんの恋愛小説は私のツボではないのかしら?
    積読本がまだまだあるので読んでみるか?



  • 読書初心者の私でも、この人の本はある程度読んだし好き、
    と思える作家さんのベストセラー作品の一つ。

    初め読み出しに"思考すればするほど寿命が短くなる病気"と書いてあって、最初の感想は正直「??」。
    どんな物語が始まるんだ?ではなく、これ面白いのか?と若干疑った。とりあえず読み続けてみると最初の感想は嘘みたいに物語に入り込めた。すごい。。

    特に私はB sideのお話が好き。より共感できた。
    妻にワガママを言って欲しい病人の夫と、
    そんな夫に迷惑をかけたくない妻。愛の形って色々あるなあ。
    ただ、お互いにとても想いあっていたしそれが純粋に素敵だった。
    大切な人が死ぬって知ったら、
    きっと悲しみだけじゃなくて、怒りも込み上げてくるよね。
    そんなリアルな感情が散りばめられた一冊。

    尊敬する先生に心をきれいにする小説を読みなさい
    と言われたけど一冊そんな本に出会えました。

  • ほんとにいちばんすきな小説かもしれない
    sideAが好きだけど、Bも最後の1行で心震えた、、

    あと小説家っていいなーって思った。主人公も小説家で、言い合いがあった時とかに思ったことが言語化できててわたしまですっきりした
    あとやっぱり言葉選び?が素敵

    微笑ましくてにやにやもするし、この夫婦かわいくてすきだな〜って思ったり、その分ちょーー感動した。いいところ学校で読んじゃって泣き泣き

  • Side:A これだけの苦労を一人で乗り越える力があるのは強すぎる。だからこそ心を壊すしか方法がなかったのかなと考えた。
    Side:B どちらのsideでも優しすぎる旦那様。最後は、一緒に看取りたかったと思ってしまいました。

  • Side Bにストーリーセラーは、いつ本になるの?と彼が聞いた。巻末の方にBは、単行本化にあたり書き下ろし とあった。そんな伏線もあり。有川さんらしい男女の掛け合いが小気味いい。

  • Side:Aが、やがて夫になる同僚に、類稀な小説家の才能を見出され流行作家になった女性が、不治の病を宣告される物語。
    一方、Side:Bは、反対に夫が、交通事故の後不治の病が見つかる話。
    夫婦愛を描いたストーリーだが、小説の中でどこからがフィクションで、どこまでがノンフィクションなのか、戸惑ってしまう。
    書中、「作家殺すにゃ刃物はいらぬ、甘い言葉があればいい。」これって、作家の本音?

  • 途中読み疲れ。。
    実話なのかな?実話なんだとしたら本当に大事だったんだろうなと愛を感じました。自分のダメなところはちゃんと描写されているのに旦那さんの悪いところが1つもかかれてない。愛ですね⭐︎

  • 読み終えるのに時間はかかりません。
    夫婦の絆、いいなぁ。

  • こんな小説のストーリー構成の魅せ方が
    あるんだなと感心しました。

    サイドストーリーAでB
    内容が異なるも


    比喩表現の
    ワードチョイスも言い得て妙。
    動じない≒鳩の集団をつっきてもあいつらは飛ばない


    日常でさり気なく使ってみたいと
    思わせる名言達w


    おっと。本質を見失っていた。

    ストーリーに目を向けると
    愛の形は
    人それぞれにある。
    旦那に頼られたいとも男らしい作家の妻
    あんまり多くを求めぬ優しき旦那。

    設定が変わるだけで、
    これほどまでに読み入ってしまった。

    確かに小説を他人に見られるっていうのは
    裸を見られるぐらい恥ずかしい。
    日記を読まれるぐらい恥ずかしいですよね笑

    読了後、
     
    あぁー。
    夢のような
    現実のような
    なんて不思議な気分なんだろう


    と思わせてくれた本でした。

    第8回本屋大賞 第10位の作品

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著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

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