世界の半分を怒らせる (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344426740

感想・レビュー・書評

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  • 2019/2/11購入
    2019/3/4読了

  • 押井守のメルマガでのエッセイをまとめた本。時事放談であちこちに噛み付いているのだけど、押井が依る理を述べられているので、同意しようがしまいが考えるヒントになる。

  • 魚釣島=釣魚島 純然たる妄言 語るに相応しい人間 『たけしの挑戦状』といい勝負の理不尽なゲームでした 暗い愉悦に浸りたい RPGの本質は「殺戮と略奪」に尽きます 「友情」だの「使命」だのは、その暗い愉悦を覆い隠し、糊塗するための方便に過ぎません。 誰かがそれを見ている、知っているからではなく、己が見ている、知っているからイヤなのです。 自分自身を興奮させるためのメルクマール 記録といっても相対的なものに過ぎない 勝つべきものが勝つべくして勝つ、という理想型をこの目で確認したい、「愚民どもよ、ザマーミロ。わっはっは」と快哉を叫びたいからであって、NHKの特番を見てカンドーしたいからではありません。 政治折衝せっしょう 忌避きひ やるせ遣る瀬なく そんなものに付き合う義理はない 議論は幾つかの分岐を辿る 思い遣り 言葉の無節操な濫発 踏み留まる 選択肢を生みだす努力 弔意ちょうい 理想を言うなら遠距離狙撃でワンショット・ワンキル 徒手空拳になった時にいかに戦うか 近代国家に相応しくない 「綺麗に一本勝ち」と「金メダル」、あるいは「武道」と「競技」は両立しません。 殲滅 旧電電公社を民営化 国是こくぜ ポル・ポト スターリン 毛沢東 秦の始皇帝 飢餓という名の虐殺 レーニン 確信犯 学童疎開 驕る平家は久しからず 是枝裕和これえだひろかず 顕彰けんしょう 僻み妬み 政治的背景を失ったまま惰性と郷愁で持続しているだけ 刮目して待て 飛燕 「言って聞かせ、やって見せ、やらせて判らせる」 要するに、彼らは背負うべき「物語」が欠落しているのです。 決断の先送り 宿痾しゅくあ 蕩尽とうじん 生贄の羊(スケープゴート) 言語道断横断歩道(筒井康隆) 知的研鑽 小松左京 先進技術はアメリカの寡占状態 アドレナリンが無制限に湧き出します 滑降 舌禍ぜつか 惨禍さんか 家畜は経済動物なのだから、その生死に感情移入すべきでない 論理汚染(モラルハザード) あの無敵のポゼッションサッカーのバイエルンが 交歓の場 整然と列を成し粛々と待つ 人間の悲哀を感じさせる光景です 門外漢には知り得ない 罵詈雑言には悪口雑言をもって応酬 回顧上映でトロントに招かれていた 蘊蓄や能書き 充溢じゅういつ 高踏的こうとうてき 笠井潔きよし 桂枝雀かつらしじゃく 元来が平衡を志向 任務の緊張で溜まりに溜まったアドレナリンを発散する必要があるのだそうです。酔っ払ってクダ巻いてる場合じゃありません。妻帯者なら家に帰って奥さんとセックス、独身者の場合は仕方ないからジムでサンドバッグを死ぬほど殴って、全てのアドレナリンを体外に排出してから寝るのがベストなのだそうです。 もりしげひさや森繁久彌 『ガープの世界』 笠智衆りゅうちしゅう 喜劇役者が悪党を演じると凄みが出る 風邪をひくように心も病むものなんです 物事は正確に順序よく語らなければ本質を見失います プラクティカル(実用的)に考えるなら 自分の権利と等しく他人の権利を尊重するという考え方 散々殺し合いを繰り返してようやく獲得した普遍的な価値観 相互依存関係 世界に冠たる大英帝国 未だに理性的存在としてはイマイチな部分をたっぷりと抱え込んだ生き物ですから いつまでもあると思うな親と化石燃料 ショーン・コネリーもユアン・マクレガーも

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著者プロフィール

映画監督、作家。1951年、東京都大田区生まれ。
竜の子プロダクション、スタジオぴえろを経てフリーに。主な監督作品に『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(84)『天使のたまご』(85)『機動警察パトレイバー the Movie』(89)『機動警察パトレイバー2 the Movie』(93)『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(95)。『イノセンス』(04)がカンヌ国際映画祭、『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』(08)がヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品。実写映画も多数監督し、著書多数。2016年、ウィンザー・マッケイ賞を受賞。

「2024年 『鈴木敏夫×押井守 対談集 されどわれらが日々』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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