錨を上げよ <二> 座礁篇 (幻冬舎文庫)

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  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344428997

感想・レビュー・書評

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  • 想定と違ってた物語
    海の男の物語の感動巨編を期待てたら、昭和の時代を駆け抜けた男の物語。
    解説によれば、筆者本人の自伝的な小説ともあります。

    正直、出向篇、座礁篇は退屈..
    百田尚樹の作品でなければ、投げ出していた可能性高いです。
    しかし、漂流篇、抜錨篇はしっかり想いが伝わってきました。
    最後まで読み切らないと、本作の良さは理解できないと思われます。
    また、百田尚樹の想い・原点を節々に感じられるところも本作の特徴です。

    ■座礁篇
    高校卒業後の物語
    中堅スーパーに就職するも失恋を機に退職
    大学受験を目指して、勉強を開始
    見事合格して、大学生活では、学生運動をメインにしたサークルに
    そこでもまたまた女性問題であちこち迷走、はちゃめちゃ。
    常に女性問題が出てくる展開です(笑)
    かなり飽きてきちゃいます。百田作品でなければここで、打ち切りでしょう。
    しかし、ここでやめてはいけない...


    漂流篇に続く

  • 「お前の生き方は、すべて女で決まるのか?」
    と云われても懲りない、学習してもすぐ忘れる蛸の喩えが言い得て妙。
    座礁篇とある通り、中だるみの感。

  •  恋多きトラブルメーカーの主人公が大学生となり、流転の人生がさらに加速する。

     相変わらず、主人公の後先考えない生き方に共感できませんでしたが、前巻よりは彼の生き方に興味が出てきました。

     自分より10年くらい上の年代なので、当時の大学と自分の時代の大学のギャップが新鮮に感じられました。

     自分もこの時代自分を探すためにいろいろともがいた思い出がよみがえってきました。

     主人公の人生を見届けます。

  • 又三、またかよ!と怒鳴りたくなるくらいにハチャメチャな彼の人生。
    でもなんだかすこしずつ彼の成長を見れてうれしくなってくる。
    もちろん、おい!っと突っ込みたくなるようなところも多々あるが初めのハードルが低い分、又三の少しの成長がうれしく感じれた。

  • 人物の思考が、いろいろな想像に富んでて、行動力あるから、話のスピードがあって飽きさせないところはいいなと思いました。だけど、常に例えが入るのが、すごく面倒で、余計です。知ってることを全部言わないと気が済まないのか、複雑に捉えさせようとしているのか、マイナス面しか感じられませんでした。

  • 他の百田作品(永遠の0、海賊と呼ばれた男)ほどてはないが、気づいたら読み終わっていた。

  • 相変わらずストーリーの進みは遅い。
    しかし現在に通づる文章や表現の上手さでそれ程苦なく読める。
    一巻に見られた思想や哲学的な表現から、二巻では人の心の内を考察する表現が多くなった気がする。

  • 性欲強い人生にもなってみたい

  • 高校を卒業して中堅スーパーに就職した又三だが、失恋を機にたった3カ月で退職。
    一念発起して大学受験に見事合格するも直情的な性格が災いし、
    過激派が集うサークルの先輩・沢子や、世間知らずのお嬢様・純果との恋は迷走。
    「お前の生き方は、すべて女で決まるのか」?友人の言葉を背に、
    恋多きトラブルメーカー・又三の流転の人生が加速する。

  • 昔の微妙にアウトローな香りが良い感じ

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著者プロフィール



「2022年 『橋下徹の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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