どこでもいいからどこかへ行きたい (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1150
感想 : 91
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344429512

感想・レビュー・書評

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  • 18きっぷの旅が好き。その理由を代弁してくれた。なにも考えてないように見えて実は軸や信念がある。でもやっぱり考えていないような。そんなphaさんの言葉が軽く心地よい。

  • この著書の方の本は気張って生きてしまってる自分にもっとのんびり生きていいんだと語りかけてくれる。
    合わない人には合わない考え方だけど、それでも別にいいし、決して強制もしないから読んでいて心地がよい。
    「忘れないものやあとに物質として残るものしか意味がないという生き方はつまらない。」
    なんか安心した。

  • 著者さんの(少し変わった?)世界観が全面に出ていてとても面白かったです。

    phaさんの日常と、繊細な感情のストーリーを覗き見て、「そういう考え方もあるんだ」とか、「日常をそんな風に面白がれるんだ」といった、僕の中には無かった新しい視点や、感覚が得られたように思います!

    “物理的”にどこか遠くに行くと、新しい感覚が得られるとゆうのはとても共感できて、読みながらもずっと『どこかへ行きたい』気持ちでうずうずしていました。

  • 自分も観光スポットやご当地グルメにそんなに興味がないくせに旅行は好きでモヤモヤしてたけど、そっか移動そのものが好きなんだと気付かされた一冊。「外の世界に期待しない」とか「日常からの距離」とか刺さるフレーズいっぱい。だけどいちばん刺さったのは「ただの温めたH2O」!

  • 202010/旅や住むところなどについて書かれたエッセイ。熱海の別荘の話とか興味深かった。実質の旅というのだけではなくマインド的な旅というか、思考の旅というか、面白い1冊だった。

  • ふらりとどこかへ出かけたい、そんな気になる本。高速バスの旅もいいかもと思いました。

  • 何か適当にざっと読む本でも買うかーと思い、そんな期待せずに買って読んでみたが、いい意味で期待を裏切られた。

    面白い。独特の間が。感受性が。言葉の選び方が。

    読んでよかったと素直に感じた。

  • sg

  • じわじわ心が浄化されるようなエッセイ
    読んで良かったと思う。
    phaさんの別の本ももっと読もう。

    2021/09/18 再読。
    先日はじめて一人旅をして、旅とは何なんだろうと思うようになりまたこの本を読んだ。前回読んだときは自分がとても病んでいて、phaさんが世間の常識に全く囚われずのんびり生きている姿に救われた。
    今回は、毎日同じことの繰り返しで同じルートを散歩するのも飽き飽きで鬱屈してきていたのでどこでもいいからどっか行きたい!という気持ちが膨れてきていた。思いつきでフェリーに乗って九州に行ったのだが、まずフェリーが大好きになってしまった。目的地に着くまではネットもあまり繋がらず、寝るか読書するか作業するか…。しかし夜行バスなどに比べてお風呂に入れるし横になって寝ることができるし快適だ。しかも安い。強制的にぼんやりせざるを得ないフェリーという乗り物が好きになった。家でぼんやりしてると一日何もしなかったと虚無感が生まれるけれど、移動中だとなにもしなくても移動をしたという充実した気持ちになれる。
    しかしフェリーは最高だったけど、到着した観光地で、せっかく来たのだからここも行かなきゃこっちも行かなきゃと慣れない土地で移動をしまくりほとほと疲れてしまった。せっかくと思わずとも疲れたらカフェに入って休憩し、窓から外を眺めるだけでも観光になるだろうに。次からはそうしよう。自分の体の声に耳を澄ませよう。一人旅だからこそ自由なんだし。phaさんはさらに旅先でも観光を全くしなかったりと潔い。私ももっと自分にとっての快適さを追求して行ったらそのレベルになれるんだろうか。ならなくてもいいか(´▽`)
    やっぱりphaさんの本を読むと落ち着く。

  • 御殿場のサウナに行きたい、、、!!!

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著者プロフィール

一九七八年大阪府生まれ。作家。著書として『どこでもいいからどこかへ行きたい』『しないことリスト』『夜のこと』『人生の土台となる読書』など多数。大学生のときに京大短歌会に少しだけ参加。第5回笹井宏之賞では最終選考に残る。文学系ロックバンド、エリーツの一員としても活動。東京・高円寺の書店、蟹ブックスでスタッフとして勤務している。

「2023年 『おやすみ短歌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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