インジョーカー 組織犯罪対策課 八神瑛子 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344430105

作品紹介・あらすじ

躊躇なく被疑者を殴り、同僚を飼いならし、
ヤクザと手を結ぶ――その美貌からは想像で
きない手法で犯人を挙げ続けてきた八神が外
国人技能実習生の犯罪に直面。企業から使い
捨ての扱いを受けるベトナム人らが暴力団の
金を奪ったのだ。だが八神は刑事の道に迷い、
監察から厳しいマークを受けてもいた。刑事
生命の危機を越え、事件の闇を暴けるのか?

感想・レビュー・書評

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  • 深町秋生『インジョーカー 組織犯罪対策課 八神瑛子』幻冬舎文庫。

    シリーズ第4弾。美貌のアマゾネス系女性刑事・八神瑛子の活躍を描いたハードな警察小説。吹き荒れる暴力の嵐と観察にマークされた八神の運命は……

    署内の同僚を飼い慣らし、時にヤクザや中国マフィアとも手を組み、犯人検挙のためなら、暴力も買収も厭わぬ八神瑛子……

    ヤクザの裏ビジネスを潰した八神は、情報提供者の中国マフィアの女ボスから失踪した女性外国人留学生の捜索を依頼される。その過程で外国人技能実習生と元ヤクザによる犯罪を知った八神は……

    警察組織の権力争いとそれに意を介さず事件の捜査に邁進する八神はまさに美貌のアマゾネス。

    本体価格710円
    ★★★★★

  • 夫殺しの真相を暴き、夫の仇を討つことを目標に命の炎を燃やしてきた八神瑛子が、その思いを果たした第3話で完結かと思っていた。
    が、やはり続編が(これほど人気があり魅力的なキャラクターを作者が手放すわけがないか笑)。
    相変わらず、異端の刑事として手を汚しながら捜査にのめり込む瑛子。
    監察官の厳しい監視を受けながら、英麗からの依頼を果たすため自らの信じる道をひた走る。
    外国人実習制度の矛盾も扱い、よりパワーアップされたこのシリーズ。ますます目が離せない。

  • 深町明生さんの「八神瑛子」シリーズです。「アウトサイダー 組織犯罪対策課 八神瑛子」で、夫の死亡の真相と警察組織に巣食う暗部を暴き出しましたが、再び新たな事件の闇を暴くべく活躍する物語です。話の展開のスピードはそのままに一気に読んでしまいました。

  • 八神瑛子シリーズ最新作。姐さん相変わらずの働きっぷりですらすら読める。甲斐が死んでしまったのは残念だがこれからも続きそう。
    ところで米倉涼子でドラマ化したけ1作しか作られてないなー。

  • 文庫本で出たので再読です。八神の姐さん、これからも身体に気をつけて頑張って悪党退治してくださいね。次もありそうですので楽しみです。

  • 八神瑛子かっこいい…
    警官でありたいと思う一方で、化け物化していく自身との狭間で揺れ動く
    甲斐が死んでしまった時、めちゃくちゃ切なかった。恋とかではなくて、これぞ純情ですね。
    甲斐の大ファンだったので、次巻から誰推しで読めばいいのか…

  • 深町秋生の人気シリーズ。今回も苛烈きわまりない怒りの連続。毒を食らわば皿までの世界が繰り広げられる。
    救いは主人公、八神瑛子の良くも悪くも真っすぐな姿勢。今回もグレーの世界をギリギリのラインで渡り歩く。

  • テンポの良いストーリー展開と、クライマックスに向けてのギアの入り方が素晴らしい。
    そして逆にラストの、それまでの嵐の様な展開から、張り詰めた様な静けさで、物語をグッと締めてくれる。
    シリーズがまだ続きそうで嬉しい。

  • 裏の組織とも繋がりを持ち、被疑者をいたぶり、汚れた仕事をする八神。今回の敵は外国人技能実習生、彼女は監察からの厳しいマークをくぐり抜けて事件を暴けるか?
    相変わらずのスピード感にやられるが、後半になるに連れてパワーダウンする印象が否めない。魅力的な脇役に、残忍な事件があるにも関わらずもったいない気もした。

  • 05月-06。3.0点。
    八神瑛子第四弾。ヤミ金を管理するヤクザの事務所が襲撃され、現金強奪事件発生。ヤクザは盗まれたと認めようとしないが。。。
    外国人労働者を巻き込み、ヤクザより先に襲撃犯を逮捕しようと八神たちが動く。一方、警視庁監察の逆襲も。

    スピード感あり、面白かった。次作も期待。

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著者プロフィール

1975年山形県生まれ。2004年『果てしなき渇き』で第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。同作は14年『渇き。』として映画化、話題となる。11年『アウトバーン』に始まる「八神瑛子」シリーズが40万部を突破。著書に『卑怯者の流儀』『探偵は女手ひとつ』など多数。

「2022年 『天国の修羅たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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