監禁依存症 (幻冬舎文庫 く 18-7)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344433212

感想・レビュー・書評

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  • 性犯罪者たちの弁護をし、度々示談を成立させてきた悪名高き弁護士の小諸成太郎。ある日、彼の九歳のひとり息子が誘拐される。だが、小諸は海外出張中。警察は過去に彼が担当し、不起訴処分となった事件の被害者家族を訪ねるが……。この誘拐は怨恨か、それとも身代金目的か――。ラスト一行まで気が抜けない、二転三転の恐怖の長編ミステリー。

  • 自分の読解力が無いだけなのか、正直、何のストーリー?という内容の作品という感じでした。
    結局、何が言いたいのか、この登場人物はどういった役割なのか・・・すべてにおいて不可解な作品でした。
    完全にジャケ買いのハズレをひいた気分です。

  • 『殺人依存症』で底知れない圧倒的なノワールを纏っていた浜真千代。惨めな過去を消すように弱い者たちにふるっていたその不条理な刃が、ある方向性を持った前作から良くも悪くもだいぶ人の感情を出して印象が変わってきた感じ。
    性犯罪の被害者たちを貶めるやり方で示談を成立させてきた弁護士・小諸の息子の誘拐は、また今までと同じ結果になるのかと暗澹たる気持ちになったが、その凄惨さを上回る予想もしないエグい仕打ちに唖然。でも被害者側の苦しみを知ってもらうにはこの方法しかないな…。
    最終的に真千代を救うものは何なのか知りたい。

  • 依存症シリーズ第三弾、最初から最後までドキドキしながら読みました。まさかまさかの展開に脱帽です。

  • 気になっていた作家さんなのでたまたま平積みされているのを見つけてうっかり買いましたが、シリーズの3巻目だった…! なるほど、道理でわかってる前提みたいな匂わせが全くわからないまま終わってしまうわけですね。
    せっかくなので他の作品も読むけど、すごい後味がエグいので、連続で読むのはちょっと嫌だなと思う。結構平気な方だと自信があるけど、それでもなんか嫌だ。気軽に人に勧めることはしにくい。

  • 読み終わると自然にプロローグに戻る

    櫛木理宇先生の殺人依存症、残酷依存症に続くシリーズ3作目

    ハラハラドキドキが止まらない展開で、映像ではなく本ならではの魅せ方が詰められていると思います。

    エピローグを読み終えたあと私は自然とプロローグに戻って読んでいました。

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著者プロフィール

1972年新潟県生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞。同年、「赤と白」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、二冠を達成。著作には「ホーンテッド・キャンパス」シリーズ、『侵蝕 壊される家族の記録』、『瑕死物件 209号室のアオイ』(角川ホラー文庫)、『虎を追う』(光文社文庫)、『死刑にいたる病』(ハヤカワ文庫JA)、『鵜頭川村事件』(文春文庫)、『虜囚の犬』(KADOKAWA)、『灰いろの鴉 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎』(ハルキ文庫)など多数。

「2023年 『ホーンテッド・キャンパス 黒い影が揺れる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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