- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344819641
感想・レビュー・書評
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表題作だけでは少々物足りないかも。2編目の天国での過去譚を読んで、二人の因縁を知ってこそ感慨が深まるという仕掛け。
オスカーがセシルに対する時の、優しい物言いが個人的にツボでした。
「天国より野蛮」と言うよりは「天国の方が野蛮」って感じですが、長い時を経たとは言え、寄り添う事が出来たのだから、主のお怒りも解けたと見るべきでしょうか。 -
最初受けの人の無感動さがしっくりこなかったのですが、読み進めていったら納得できました。
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設定はちゃんとしてるけど、かわいさんには珍しいと思われるファンタジー。ちょっと・・・微妙でした。
天国を追われた堕天使(悪魔)オスカーが平凡な神学生セシルを誑かそうとして本気になっちゃう話。
セシルもまんざらでもないし、オスカーをどんどん好きになるんだけど、これまでの恵まれなかった境遇が彼に期待を持つことをできずにしていて・・・。
あらゆる力を持った悪魔が恵まれない神学生をカンタンにおとせると思っていたが・・・。 -
全体的に静かだけど、深い愛を感じる悪魔もの。オスカーは冷酷非道!
だけと、オスカーの外見に反したけな気さと執着が心地いいです。
セシルはきっちりオスカーのもとで長い年月を生き続け、幸せになってほしいです!! -
オスカーといえば金銀妖眼。
2010/06/11読了。 -
(あらすじ)
永劫の寿命を持つ堕天使で高位の悪魔であるオスカーは、
永く退屈な時間の中、暇を持て余していた。
ある日、下級淫魔のロジャーが、
一人の美しい神学生をつけ狙っているところに遭遇する。
ほんの気まぐれに興味を覚えたオスカーは、
人間のふりをしてその神学生・セシルに近づくが、
すべてを諦観した彼はいっこうに心を明け渡さなかった。
徐々にセシルに惹かれていくオスカーは、
彼と共に生きたいと願うようになるが…。