箱庭のシンデレラ (幻冬舎ルチル文庫)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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本棚登録 : 61
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344819870

感想・レビュー・書評

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  • 【※BL注意】

     久々に、BLを読んだら一気に読みきってしまって、何も思いとどまれなかったです。
     物語って自分に合う、合わないってあると思うんですよ。
     この作者さんの物語はあったかいので、個人的には大好きです。私には合う話。

     ただ、これは続き物……というのかな?
    「愛こそすべて」という会社が関わっている主人公の違う別物語です。
     こちらの物語は前作品の「花冠のセオリー」でも活躍していた蓮音とその蓮音が預かっている智久の話。

     智久は一緒に暮らすうちに、どんどん蓮音に惹かれていくけれど、蓮音は智久から一定の距離をとって決して近づいてこようとしない。

     そんな中、蓮音と仲が良さそうな剣と至誠が現れると、今まで見たことの無い表情を蓮音が二人に対して見せるのを目撃してしまった智久は……? という話でした。

     なんというか、個人的にはもっと、あの時の話のその後が読みたい! と前作のことを考えながら、でもこの二人のカップルについてもきちんと楽しみたい! という二つの心がぶつかり合って、逆に楽しめなかった感がとても大きいのがちょっと残念。
     作者さんは、この本が始めての人にもわかりやすいように……と思って書いてくださったんだと思うんですが、個人的には前作をきっちりと知っているので、もうちょっと「愛こそすべて」の名前をもったいぶって出してくれてもよかったのかもしれないな……と考えたり、本当にいろいろです。

     個人的にはちょっと中途半端だったかなあ……と想いが拭えなくて残念。
     もう少し、どっちかに寄せてくれたらもうちょっと楽しめたのかな、と思います。

  • 事故によって記憶を失くしてしまった智久は、カフェ店長の蓮音に保護されて同居。蓮音のカフェで働いて記憶が戻るのを待ってたんだけど、智久は一度も自分に触れようとしない蓮音の気持ちが知りたかった。「好きなのに、蓮音は自分のことが嫌いなのかな」なんてことを考えてる智久は可愛らしい。

    でもキャラクター一つ一つにそこまで魅力は感じませんでした。

  • 染井さんの作品は好きなのですが、これは残念ながら私には合いませんでした。

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