Wizard―Daily Fairy Tale (幻狼ファンタジアノベルス)
- 幻冬舎コミックス (2011年3月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344821965
作品紹介・あらすじ
天才的なハッカーにして、鋭利な頭脳と劣化しない記憶力を持ち、タフな笑みを浮かべる弱冠11歳の少女、桜。本当の職業がさっぱり分からない、無数の技術と知識を持つ悪戯好きないい大人、神無木。ウェブとリアル、日常と狂騒、出会いと別れ、過去と現在、お茶と銃弾の錯綜する、2人が駆け抜けたある夏の日々。小竹清彦の最新作。現代の魔法使いたちによる、笑って泣けるフェアリーテイル。『Wizard』シリーズ第一弾。
感想・レビュー・書評
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借りもの。
ライトノベルだなーという雰囲気で読みやすかった。
登場人物もキャラが立っていて、挿絵のまんまの顔が生き生きと動いている様子が想像できる。
二人の天才が繰り広げるサスペンス、という割には重くなく、飄々とこなしている感じを受ける。
内容を深く考え、現実と照らし合わせてどうこう思うよりも、「実際はすごく難しいことをやっているんだろうなぁ」と思うくらいでちょうどいいのだろう。
ところで、神無木大介の挿絵はすごくかっこいいんだけれども、30超えてるんだっけ?
隣の桜が若すぎるせいもあるかもしれないが、20代に見える。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
裏表紙の「ハートフルサスペンス」に偽りなし!
2人の天才、桜と大介、そしてその周りの面子の日常を綴ったお話。
話全体としては、構成はしっかりとしていて、読後感も良好でした。
・サスペンスとしての要素
伏線回収がしっかりとしていて、色々なエピソードが最後に一本の線に繋がります。
・ハートフルな要素
キャラが総じて魅力的で、会話の遣り取りに程よいスパイスが効いています。
ただ面白いだけでもなく、特に桜の成長や心の動きには大きく心が動かされます。
軽めの小説が好きな人間は買って絶対損はしないと思います。