Wizard―Daily Fairy Tale (幻狼ファンタジアノベルス)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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本棚登録 : 36
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344821965

作品紹介・あらすじ

天才的なハッカーにして、鋭利な頭脳と劣化しない記憶力を持ち、タフな笑みを浮かべる弱冠11歳の少女、桜。本当の職業がさっぱり分からない、無数の技術と知識を持つ悪戯好きないい大人、神無木。ウェブとリアル、日常と狂騒、出会いと別れ、過去と現在、お茶と銃弾の錯綜する、2人が駆け抜けたある夏の日々。小竹清彦の最新作。現代の魔法使いたちによる、笑って泣けるフェアリーテイル。『Wizard』シリーズ第一弾。

感想・レビュー・書評

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  • 借りもの。
    ライトノベルだなーという雰囲気で読みやすかった。
    登場人物もキャラが立っていて、挿絵のまんまの顔が生き生きと動いている様子が想像できる。

    二人の天才が繰り広げるサスペンス、という割には重くなく、飄々とこなしている感じを受ける。
    内容を深く考え、現実と照らし合わせてどうこう思うよりも、「実際はすごく難しいことをやっているんだろうなぁ」と思うくらいでちょうどいいのだろう。

    ところで、神無木大介の挿絵はすごくかっこいいんだけれども、30超えてるんだっけ?
    隣の桜が若すぎるせいもあるかもしれないが、20代に見える。

  • 11歳の天才少女と30歳すぎの男性の2人が、ネットでの事件を解決したりする話。ハッカーとかクラッカーとか…そういうのが詳しい人は、「ありえない!」と思いつつも楽しめると思う。

    男性は少女の両親の友人。少女の祖父は極道。
    事件関係者と友情が深まったりとかとか。泣ける部分もありつつ。
    とりあえず2作で話は収まっているけど、勢いがあって一気に読破。
    続編出てほしいなぁと思いつつも、これで綺麗に収まっている気もするし。とにかく面白かった。

  • 裏表紙の「ハートフルサスペンス」に偽りなし!

    2人の天才、桜と大介、そしてその周りの面子の日常を綴ったお話。

    話全体としては、構成はしっかりとしていて、読後感も良好でした。
    ・サスペンスとしての要素
    伏線回収がしっかりとしていて、色々なエピソードが最後に一本の線に繋がります。
    ・ハートフルな要素
    キャラが総じて魅力的で、会話の遣り取りに程よいスパイスが効いています。
    ただ面白いだけでもなく、特に桜の成長や心の動きには大きく心が動かされます。

    軽めの小説が好きな人間は買って絶対損はしないと思います。

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