アイソポスのひそかごと (幻冬舎ルチル文庫)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344826694

感想・レビュー・書評

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  • 穂波さんのカバー絵の金髪碧眼イタリア貴族さまにひとめぼれして100%ジャケ買いww
    〝愛人契約〟とか、個人的にはビミョーな設定だけど、いい意味で予想を裏切られた。
    うん、これはBL版プリティーウーマンだな。
    崎谷さんも後書きで〝ロマンス小説オマージュ〟とおっしゃっていたけれど、まさにその香りはぷんぷんしています。
    でも濃ゆくはありません。色々とわりとあっさりめ。
    地位にも名誉にも金にも容姿にも恵まれたミスター・パーフェクト×がんばって生きているのに色々恵まれない生活を送っているごくごく普通の子。
    王子様的美しい風貌、文句なしの血筋、多角的商売手腕すら発揮するグイードとそのグイードに負い目があって、ストーカー女を追い払うためのカムフラージュとしての〝愛人契約〟を結ぶことになった真次。
    最初こそ金にものを言わせて愛人契約とか強引な態度をみせるも、ごくごく紳士的で細やかな気遣いを見せるグイードのやさしさに、真次は次第に心をとかされていく。
    愛人とは言っても、真次の気持ちを尊重してなかなか踏み込んでこないグイードに対して、焦れて思いつめる真次が本当にかわいらしい。
    実は契約にこだわっていたのは真次だけ。グイードははなから真次にひとめ惚れっていう他愛のないオチで大団円。
    健気でうぶないい子が、素敵な王子様に甘やかされて可愛がり倒されるお話ってどうしてこんなに萌えるんだろう。
    とにかく甘々で、ご馳走様Happyな読後感。
    タイトルとストーリーとの関連性が全くわからんかった。
    穂波さんイラストはやっぱり素敵だな☆

  • ★3・7
    崎谷さん作品でイタリア貴族だとかこういう感じのってなんか新鮮で面白かったです。設定や真次の健気さや慎ましいとこだったりすごく好きな感じでツボでした!物騒なことも絡んではいたけど、そこはわりとあっさり解決して良かったです~。しかしあの女イっちゃっててこわかった~;;基本、二人の恋愛メインで甘々なお話でした。

  • お互い好きであることはなんとなくわかっているけど、言葉の認識の違いに振り回されてなかなか心底くっつかないところがもどかしかった。
    でも心の中はともかく身体の関係がどんどん進んでしまうところがなんだか切なかったですね。
    痛いストーカーにはまいりましたね。
    ハーレイクインもの。

  • 崎谷はるひ先生の原作のマンガは読んだことはあっても、小説でははじめまして、です。
    穂波ゆきね先生が大好きなので絵師さん買いで購入してみました。

    たいていの小説、特に新刊は購入した当日、遅くても翌日には読み終える私ですが、この本は読み終えるまで四日かかりました。
    なんというか、読みたい!どんどん読んでいきたい、と思えるようなストーリーじゃなかったこととハーレクインBL小説で、感情移入も難しく…。
    正直に言うと、穂波ゆきね先生の挿絵がもうすぐだから頑張って読もう…という気持ちで読んでて、お話を夢中で読む…という気持ちで読んではいなかったことに最後気づきました。
    挿絵ももっと違うシーンで描いてもらったらもっとお話の中に入り込めたのかな。
    攻めと受けの似たようなカットのイラストばかりで、イメージもなかなかふくらみませんでした。
    せっかくの穂波先生のイラスト、違う脇キャラとか見たかったな。

  • イタリア貴族・グイード・ランドツフィ×大学生・四宮真次

    作者もどこかで言ってたけど、確かにハー〇クイン。しかも昔懐かしの。
    これは、そう思ってひたすら楽しむべし。
    崎谷氏らしく、ストーカー系人物(今回は攻目当てですが)も登場して、ちょっと後味悪い部分ありますけど。
    ハー〇クインが日本で創刊された頃、数年にわたってはまり込んだ私としては、懐かしい読後感。純潔のシンデレラストーリーはやっぱり憧れです。

    とは言っても、♂×♂のBL.。
    ただひたすら守られるだけの男のどこに魅力があるのか。
    年の差、学生と言っても、成人してる設定だし、辛い境遇にあるからこそって所があっても!!と思うんだ。

  • 慌てて書き上げたハーレクインの様で読むのが大辛かった。

    素敵なイラストや題名に叶ったお話ではなかったというのが感想です。

    大好きな先生ですので、やはり体調や生活面をきちんとされて
    素晴らしい作品を執筆して頂きたいと思いました。

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著者プロフィール

小説家。3月16日生まれ、九州出身。
1998年、『楽園の雫』でデビュー。
ブルーサウンドシリーズ」や「白鷺シリーズ」「グリーン・レヴェリーシリーズ」など、多くのシリーズ作品を生み出したほか、漫画原案なども手掛ける。代表作として『トオチカ』など。

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