暁に濡れる月 下 (リンクスロマンス)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344826786

感想・レビュー・書評

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  • 清澗寺家シリーズ第二部下巻。
    前回から引っ張った双子の恋の結末編です。
    純粋培養な弘貴は、まぁ予想通りでした。
    箍が外れたら本当に冬貴だったのね、という展開です。
    そして泰貴もやっぱり和貴系だったのね、という話。
    個人的にはやっぱり泰貴贔屓なんですが、どうしても和貴に
    目が行きます。
    そして冬貴の存在感が完全に双子の余韻を吹っ飛ばしてます(笑)

    第二部で世代交代しても、やっぱり清澗寺家は親世代が
    濃すぎて、出番は少なくても完全に食っちゃうんだな、
    ということがよく分かりました。
    鞠ちゃんの様子も見られて安堵しましたし、ちょろっと
    だけ存在を匂わせる国貴や、道貴の存在にニヤニヤ。
    主役カップル達も悪くはないんですが、なんだかんだ
    親世代カップル達が大好きなんだなー、と実感した
    お話でもありました。

    でも一番恐ろしいのは和貴と深沢というよりも、鞠子の
    短い話の中で語られた鞠子の出自と弘貴泰貴の父親の
    出自ですね……。
    伏見と冬貴が、故意かどうかはわかりませんが、千年前の
    貴将と暁成がやったのと同じことをしてるってのがまた……。

  • 清澗寺弘貴・泰貴の双子の子供から大人になる過程での恋の話。性格の違いはあるけれど根底は清澗寺なんだと思うところがありました。でもこの双子の生き方の裏側にある和貴の清澗寺への思いや深沢の和貴への思いが大きく、この本でやっぱり清澗寺と言えるのは冬貴と和貴だけなんじゃないかなと思う所が大きかったです。最後迄冬貴の存在感は凄かった。

  • 上下巻一気に読みました!緊迫した展開にせかされるように読んだ上巻とはちがい、下巻はしっとりした場面に釘付けになることも多かった。個人的には不器用さが和貴に似ている泰貴とSだけど意外と潔い藤城カプに一層惹かれました^^ 清閑寺シリーズはやっぱり面白いです★

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著者プロフィール

「清澗寺家シリーズ」(幻冬舎コミックス)や「キスシリーズ」(講談社)など、多くの人気シリーズ、著作を持つ作家。ドラマCD化した作品も多数ある。特に名門華族・清澗寺家一族の大正時代から戦後までのドラマを描いた「清澗寺家シリーズ」は熱心な読者が多く、完結を記念して完全予約限定のファンブックが発売されるほど。

「2019年 『キッチンカー鎌倉、推して参る 再出発のバインミー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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