ルポルタージュ (2) (バーズコミックス)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784344840355

感想・レビュー・書評

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  • 書きかけの形で見つかった、郡司七穂の最後の脚本に、あえて粗い絵コンテが付いているのが象徴的。絵に顔が書かれていないのは、登場人物の誰もが同じ思いを抱き得ることを表しているのかもしれない。その、恋愛への憧憬には、過去への郷愁が混ざり合っているようにも感じる。何らかの形でもっと年かさの登場人物が出てきたら、この世界にどんな感想を抱くだろうか。

    主役たちの人間模様としては、前巻で聖と葉の関係の変化が描かれたように、今巻では聖と絵野沢の関係の変化が描かれる。彼らの表情は動かないけれど感情は揺らいでいて、それがどんな行動に結びつくのか、次巻が気になる。

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著者プロフィール

売野機子(うりの・きこ)漫画家。東京都出身。
2009年「楽園 Le Paradis」(白泉社)にて、『薔薇だって書けるよ』『日曜日に自殺』の2作品で同時掲載デビュー。
『薔薇だって書けるよ―売野機子作品集』(白泉社)、『ロンリープラネット』(講談社)、『MAMA』全6巻(新潮社)、『かんぺきな街』(新書館)、『売野機子のハート・ビート』(祥伝社)、『ルポルタージュ』(幻冬舎)ほか、著書多数。

「2019年 『ルポルタージュ‐追悼記事‐(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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